セリエBに所属するコモは公式サイト上でユベントスから GK ステファノ・ゴリ選手を期限付き移籍で獲得したと発表いたしました。契約は2022年6月30日までと発表されています。
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ブレッシア出身のゴリ選手は1996年3月生まれの25歳。ブレッシアとミランの下部組織に在籍し、その後に移籍したピサでポジションを掴んだ GK です。
ユベントスがゴリ選手を獲得したのは昨夏のこと。「(ユベントス・Bチームに所属していた)ロリア選手との交換トレードで2024年までの契約を締結した」という背景があります。
そのため、「トップチームの戦力」と言うよりも「交換トレードによる錬金術」の方が獲得に占める比重は大きいと言わざるを得ないでしょう。
そのような立場にあるゴリ選手をセリエBに属するコモは期限付き移籍で獲得。これは選手の実力を評価しての動きとなります。
ゴリ選手は昨季(= 2020/21 シーズン)の後半戦は古巣のピサに期限付き移籍し、即座に正 GK のポジションを奪還。19試合に出場し、クリーンシートを7試合で達成しています。
セリエB残留が目標と思われるコモとしては「セリエBでの実績が十分な GK」を確保できるなら渡りに舟です。また、ゴリ選手にとってもパフォーマンス次第でセリエA行きの切符が手に入る訳ですから悪くはない移籍と言えるでしょう。
選手寿命が長い GK というポジションでゴリ選手がステップアップするための実績を積み重ねることができるのかに注目です。