『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスが今季で現行契約が満了する第3GK ピンソーリョ選手との契約を延長する模様とのことです。ドンナルンマ選手を獲得しないなら、自然な成り行きと言えるでしょう。
ピンソーリョ選手は1990年3月生まれの31歳。ユベントス下部組織出身の GK でセリエBのラティーナで正 GK を務めた後の2017年夏にユベントスに加わり、第3GK を務めて来ました。
基本的には1年契約でチームに留まっていたものの2019年夏に2年契約を締結。今夏で現行契約が満了する状況にあります。
第3GK の去就はあまり注目されませんが、今回は「ドンナルンマ選手の獲得騒動」に関係したものと考えられます。
イタリア代表のジャンルイジ・ドンナルンマ選手を獲得しようとすると、「兄アントニオ・ドンナルンマ選手も獲得することが条件」と要求される可能性があります。前回のミランがそうでしたから、ユベントスもそうなっていたでしょう。
- ドンナルンマ獲得時の GK の序列
- ジャンルイジ・ドンナルンマ
- ?
- アントニオ・ドンナルンマ
- ドンナルンマを獲得しなかった場合の GK の序列
- シュチェスニー
- ペリン?
- ピンソーリョ (*クラブ内育成選手)
要するに第3GK の座をアントニオ・ドンナルンマ選手のために空ける必要があるため、第2GK を務める実力が備わっていないピンソーリョ選手は放出せざるを得なくなります。
逆に、ドンナルンマ選手を獲得しないなら、第3GK に『クラブ内育成選手』の資格を満たす選手を配置できるようになります。ピンソーリョ選手にはその資格があるため、キャラクター的にも新契約がオファーされることは自然な流れと言えるでしょう。
ユベントスの第2GK は依然としてどの選手が務めるのかは不透明な状況です。実力的にはペリン選手が「お釣りが出るほど」のレベルですが、契約が残り1年であることからクラブが現金化を望む可能性があります。
首脳陣がどのような判断を下すことになるのかに注目です。