国際Ａマッチデーの関係で延期となっていた 2020/21 セリエＣ第11節ペルゴレッテーゼ戦が行われ、ユベントス・Ｂチーム（= U-23）は試合終盤に2得点を決めて 1-3 の逆転勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 30: ノッキ |
| DF | 33: デッリ・カッリ 15: カペッリーニ 3: コッコロ (C) |
| MF | 18: ディ・パルド 6: ペーテルス 8: ラノッキア（→ 36' st. 4: トロイアーノ） 17: Ｆ・コレイア 10: ファジョーリ（→ 44' st. 29: モスティ） |
| FW | 11: ブリヘンティ（→ 16' st. 27: デル・ソーレ） 7: ペトレッリ |
ラフィア選手を出場停止処分で起用できないザウリ監督はシステムを 3-4-1-2 に変更。ファジョーリ選手をトップ下に起用し、前線はブリヘンティ選手とペトレッリ選手の2トップで延期となっていたペルゴレッテーゼ戦に臨みます。
雪が残るピッチで行われた試合は8分にペルゴレッテーゼがファジョーリのボールロストからカウンターを発動。右サイドのバリーティからのクロスにモレッロが合わせて1点を先制する。
ペルゴレッテーゼは21分にスカルディーナがカペッリーニにプレッシャーをかけてボール奪取からシュート。しかし、これはカペッリーニ自身がスライディングタックルで防ぎ、ユベントスは難を逃れる。
ピッチに苦しむユベントスだったが、30分にＦ・コレイアを狙ったカペッリーニの浮き球フィードが跳ね返されたところをラノッキアが回収し、ペナルティーエリア内への侵入から中央にクロス。これをペトレッリが合わせて同点に追い付くことに成功する。
1-1 で迎えた後半は互いに決定機を作れない時間帯が続いたが、ユベントスは63分に途中出場のデル・ソーレが放ったミドルシュートが枠を捕らえるなど徐々に相手ゴールを脅かし始める。
すると72分に右サイドを抜け出したファジョーリからのクロスを中央のペトレッリが収めて左サイドのＦ・コレイアにラストパス。これをＦ・コレイアが冷静に流し込み、ユベントスが逆転に成功する。
ユベントスは85分にファジョーリからのパスに反応したデル・ソーレが右サイドを持ち上がり、GK との 1対1 を冷静に制して決定的な3点目を奪取。
2点のリードを手にしたユベントスはこのままでスコアで試合を終わらせることに成功。後半に2得点をあげたユベントスが 1-3 で逆転勝利を手にした。
なお、ザウリ監督は試合後に次のようにコメントしています。
ランベルト・ザウリ監督：
「勝利を本当に嬉しく思います。今日の試合は簡単ではなく、最初の数分でそれが示されました。しかし、選手たちはバラけることなく、同点の状態でドレッシングルームに戻って来て私達を助けてくれました。
後半はいくつの予防策を取り入れて相手の攻撃陣を食い止め、私達が重要な勝点3を持ち帰るための危険なアクションを起こしました。オルビア戦での敗戦は即座に忘れたかったですし、さらに良い結果を望むことはできません。チームは試合ごとに成長しています。
それから、ペルゴレッテーゼの関係者にも感謝を申し上げます。直前の大雪に見舞われたにも関わらず、試合を円滑に進行するためにハードワークをしてくれたからです」
前半は積雪による凍ったピッチに苦労して先制を許して劣勢に立たされたものの、ワンチャンスを活かして同点に追い付き、ピッチに慣れた後半に逆転して勝ち切りました。
オルビア戦での敗戦を早期に払拭したかったため、良い収穫だったと言えるでしょう。
逆転ゴールを決めたデル・ソーレ選手はオーバーエイジ枠のブリヘンティ選手に代わって出場し、決定的な仕事をしました。U-23 の年齢に該当する選手が攻守において成長を見せているのは喜ばしいことです。
Ｂチームの次戦は12月6日（日）に予定されているセリエＣ第14節プロ・パトリア戦です。連戦の締めくくりとなる一戦でペルゴレッテーゼ戦で得た良い内容を継続することができるのかに注目です。
