2020/21 セリエＣ第5節が行われ、アルビノレッフェをホームに迎えたユベントス・Ｂチーム（= U-23）は PK で先制を許すもデル・ソーレ選手の PK で追い付き、試合は 1-1 の引き分けに終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 12: イスラエル |
| DF | 33: デッリ・カッリ（→ 22' st. 27: デル・ソーレ） 13: アルチビアーデ (C) 3: コッコロ |
| MF | 18: ディ・パルド 20: レオネ 8: ラノッキア 17: Ｆ・コレイア 29: モスティ（→ 45' st. 4: トロイアーノ） 32: トンギャ（→ 1' st 7: ペトレッリ） |
| FW | 9: Ａ・マルケス（→ 22' st. 36: ダ・グラサ） |
ザウリ監督に代わって指揮をするコンテ監督代行は 3-4-2-1 を選択。隔離中のドラグシン選手の代役にデッリ・カッリ選手を指名。Ａ・マルケス選手を1トップに、モスティ選手とトンギャ選手の2シャドーで試合に臨みます。
試合は4分にＦ・コレイアからのパスを受けたラノッキアが少し中にカットインしてミドルシュートも相手 GK サビーニがセーブ。ユベントスは立ち上がりからリズムを掴むことに成功する。
ユベントスは左サイドからＦ・コレイアとトンギャがコンビネーションで攻め立てるも決定的な場面を作るまでには至らず。対するアルビノレッフェはセットプレーからゴール前までボールを運ぶもシュートは打てないまま時間が経過する。
試合が動いたのは30分。アルビノレッフェは左サイドで FK からゴール前にクロスを入れるとコリがユベントスの GK イスラエルに倒されて PK を獲得。これをコリがゴール左下に蹴り込んでアルビノレッフェが1点を先行する。
1点のリードを許したユベントスは41分にＦ・コレイア選手が左サイドを突破してクロス。これをＡ・マルケス選手が頭で折り返したボールが相手 DF に当たってゴールに向かうが、ポストに跳ね返されてノーゴール。前半は 0-1 とアルビノレッフェのリードで折り返す。
ハーフタイムで気合を入れたユベントスだったが、51分にモスティのパスに反応したペトレッリはシュートを上手くミートできず。54分に左サイドから仕掛けたＦ・コレイアのシュートは枠の上に飛ぶなどフィニッシュの正確性を欠く展開が続く。
71分にはＦ・コレイアがカットインから枠内シュートを放つも GK サビーニが横っ飛びセーブでゴールを死守。
それでも攻め続けたユベントスは74分にペナルティーエリア内で競り合ったペトレッリが倒されて PK を獲得。これをデル・ソーレがゴール右に決めてユベントスが同点に追い付く。
しかし、この後は両チームともにゴールを決めることはできず。試合は 1-1 で終了し、勝点1を分け合うこととなった。
なお、コンテ監督代行は試合後に次のようにコメントしています。
ミルコ・コンテ監督代行：
「今日はプレーをした選手の誰もが良い試合をしました。私達はほとんどの時間帯を相手陣内でプレーしたからです。これらの試合では忍耐と明快さが必要ですし、試合を回復するのは難しいことです。ですから、良かったと思います。
私達は数多くの若手選手を擁しています。特に最後のフェーズにおいてです。称賛しなければなりませんし、エピソードを見る限りではさらに値するものがあるでしょう。
今週は試合にだけ集中しようとしました。私達は直面している緊急事態に対処する設備と能力があります」
セットプレーでの飛び出しがマズくて PK による失点を献上しましたが、流れの中から決定機を作られた場面はほとんどありませんでした。その一方で相手陣内に押し込んだ状態で両サイドから仕掛けることができていたのですから、この試合内容は自信となるでしょう。
Ｂチームは右サイドバックを本職とする選手を中心に新型コロナウイルスの陽性反応が出たため、チームの選手層が薄くなっている状況です。その中で勝点を積み重ねる粘り強さは評価されるべきです。
Ｂチーム（= U-23）の次戦は10月21日（水）に予定されている第6節プロ・ベルチェッリ戦です。ベルチェッリは3勝1分1敗と好スタートを切っているため、Ｂチームの真価が問われる試合になるでしょう。どのようなプレーを見せてくれるのかに注目です。
