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ユベントス、 2020/21 シーズン下半期で7700万ユーロの赤字を計上することが親会社のプレスリリースで判明

 ユベントスの親会社でアニェッリ家の資産管理会社でもある Exor が『2021年度の上半期決算』を発表し、その中でユベントス・フットボールクラブの決算状況も明らかとなりました。

 ユベントスは当該期間に7700万ユーロの赤字を計上しています。

画像:経営再建の課題に直面中のアニェッリ会長
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 ユベントスは 2020/21 シーズン前期に1億1370万ユーロの赤字を計上しており、後期は7700万ユーロの赤字となったことが Exor の決算報告から明らかになりました。

 2020/21 シーズンの決算には「ロナウド選手の退団による損失分(= 1400万ユーロ)」も加算されるため、合計は2億470万ユーロの赤字となる模様です。つまり、「経営的な余裕はほとんど残されていない」と言わざるを得ないでしょう。

 

 この分の損失補填は「最大4億ユーロの増資」で賄う計画であることが発表済みです。ユベントスの筆頭株主である Exor は保有割合(= 63.8%)が希釈されることが生じないように「引き受け」を表明しています。

 株式保有率から算出すると2億5000万ユーロは Exor が拠出することになるため、運転資金が底を突く事態に陥ることにはなりません。

 ただ、前任のパラティーチ CFO がやっていた『派手な拡大路線』とは決別が確定しています。また、「今季終了後の2022年夏に現行契約が満了する選手」や「2022年夏に現行契約が残り1年となる選手」への査定もシビアに行われることでしょう。

 

 チームを取り巻く現状を冷静に踏まえると、今シーズンは「産みの苦しみ」を味わう可能性が極めて高い状況にあります。

 その中で最善を結果を手にするためにクラブ経営陣と現場責任者のアッレグリ監督が上手く強調することができるのかに注目です。