『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ナポリが試合会場に現れなかった 2020/21 セリエA第3節ユベントス対ナポリ戦へのリーグ側による裁定は10月14日(水)に示されるとのことです。内容が注目されることになるでしょう。
10月4日(日)にトリノのアリアンツ・スタジアムで行われるはずだった 2020/21 セリエA第3節ユベントス対ナポリ戦は “カンパニア州の地元保健当局” が「ナポリのクラブ内で新型コロナの陽性反応者が出たこと」を理由にトリノ遠征に待ったをかけました。
その結果、当該戦は未開催。ドベリ主審が没収試合を宣告したため、リーグ側の『正式裁定』が待たれる状況となっています。
通常の場合、裁定は「試合翌週の火曜日」に発表されます。今回の場合だと「10月6日」だったのですが、リーグ側は正式裁定の発表を先送りにしています。
当該クラブからの意見を聞いた上で裁定を下すとのことですから、来週には裁定が明らかになることでしょう。
現状では14日(水)に裁定が出ると予想されており、裁定の内容は以下のどちらかだと見られています。
- ユベントスが 3-0 の勝利
- 該当の試合は「没収試合」の扱い
- ナポリから勝点1の没収
- ナポリに「FIGC のプロトコル違反」を適用
- 該当の試合は「再試合」を予定
一般紙の『コリエレ・デラ・セーラ』などは「ナポリの勝点を没収した上で再試合」の論調を掲載しています。ただ、問題なのは「再試合が可能な日程は来年1月中旬まで存在しない」という点です。
年内は UEFA のコンペティションが入っているため、ユベントスもナポリもミッドウィークに未消化分をプレーする時間的な余裕はありません。
また、ナポリのあるカンパニア州の地元当局の落ち度に付き合わされる(ことになる)ユベントスにとっては迷惑な話です。そのため、没収試合ならナポリが、再試合ならユベントスが反発することになるでしょう。
ちなみに、UEFA の主催試合でアウェイ遠征ができなかった場合は問答無用で没収試合になることが確認されています。レガ・セリエAがどのような裁定を下すのかに注目です。