『スカイ・イタリア』によりますと、バイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍しているD・コスタ選手が古巣のグレミオに復帰する可能性があるとのことです。ユベントスとの契約を打ち切る可能性での移籍が有力と思われます。
D・コスタ選手は1990年9月生まれの30歳。抜群の突破力を兼ね備えたウィンガーなのですが、直近のシーズンでは満足に稼働することができていない状況にあります。
今季はバイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍をしたもののポジション確保に成功したとは言えず。2月中旬には中足骨の骨折が判明し、そのままシーズン終了となりました。
D・コスタ選手のユベントスとの現行契約は2022年夏まで。負傷がちな高給取りですから、来季の監督が誰であったとしても戦力として計算されることはないでしょう
そのD・コスタ選手にグレミオが興味を示しているとのこと。D・コスタ選手はシャフタールに加入する前にグレミオに在籍していましたから、移籍が実現すれば「復帰」という形になります。
ただ、ブラジルのクラブが欧州基準の年俸や移籍金を支払うことは厳しいものがあります。そのため、ユベントスは「D・コスタ選手との契約解除」の形を採ることになるでしょう。
この場合、ユベントスは減価償却の残額である1000万ユーロ強が損失として計上されることになります。しかし、放出できない場合は「減価償却の残額と選手の年俸」を支払う必要が生じます。したがって、損切りをして放出となる形が有力です。
2021/22 シーズンのユベントスを率いる監督とフロント陣の編成責任者は不透明のままですが、D・コスタ選手との関係は今夏で終焉となるでしょう。それがどのような形で別れを迎えることになるのかに注目です。