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ユベントス、D・コスタのプレミア勢への売り込みを継続中?

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスがドウグラス・コスタ選手をプレミア勢に放出しようと動いているとのことです。売却できれば理想ですが、買い手市場だけに難しいと言わざるを得ないでしょう。

画像:放出に向けた動きが噂されているD・コスタ
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 D・コスタ選手は1990年9月生まれの30歳。2017年夏にバイエルンからユベントスに加入し、2022年までの現行契約を有するブラジル代表のウィンガーです。

 選手としての長所は「急加速と急停止を織り交ぜたドリブル」で、サイドでのデュエルをかなりの確率で制することができる突破力が魅力です。しかし、筋肉系のトラブルによる慢性的な戦線離脱が最大の懸念点として横たわっている選手でもあります。

 ユベントスがD・コスタ選手の放出に向けて動いているのは「高給取りのベンチウォーマーになる可能性が高いから」でしょう。

 

 ユベントスの攻撃陣の序列は以下のとおりと推測できます。

  1. ロナウド
  2. ディバラ、クルゼフスキ、モラタ
  3. D・コスタ、ベルナルデスキ

 序列は試合でのパフォーマンスを見て監督が変更することは可能ですが、年俸はそうは行きません。

 D・コスタ選手の年俸は FW 陣の中で「上から3番目(= ディバラ選手の次)」に位置するため、「レギュラー争いに加われるかでさえ怪しい」ではクラブ経営的に困ったことになります。

 ただ、現状ではそうなる可能性が高いため、ユベントスは放出に奔走することになっているのです。移籍先として名前が出ているのはウォルバーハンプトンやマンチェスター・ユナイテッドです。

 どちらのクラブの移籍金を捻出することは可能ですが、買い手市場ですからユベントスは不利な状況下での交渉を強いられるでしょう。

 

 “ユベントスで得ている待遇” を放棄するメリットが少なければ、選手はクラブ間で合意に達していようと移籍を固辞します。ユベントスのフロント陣が余剰人員を整理し、人件費を引き下げる結果を残す働きができるのかに注目です。