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サッリ監督とパラティーチ CFO が休暇中のロナウドを訪問、6月最終週から移籍市場での動きが本格化する見通し

 ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、サッリ監督とパラティーチ CFO がバカンス中のロナウド選手を電撃訪問したとのことです。「来季の役割を説明した」と報じられていますが、“裏” があると考えられます。

画像:ロナウドのクルーザー
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■ 『9番』や『偽9番』で起用するなら、バカンス中の選手を訪問する必要性がない

 ガゼッタ紙は「CR7 ではなく、CR9 として起用」をするための説明と書いていますが、これは不自然です。なぜなら、アッレグリ前監督時代にそのような起用方法をしていたからです。

スタート時 実際の立ち位置
ロナウド 『7番』 『偽9番』
マンジュキッチ 『9番』 『11番』

 ロナウド選手は「サイドに張る時間帯」もありましたが、基本的には『9番』としてプレーしています。

 ただ、「ターゲットマンとしてのポストプレー」や「守備時でのプレッシング」という “汗かき役” はすべてマンジュキッチ選手が担当していましたので、実質的には『偽9番』に分類することが適切と言えるでしょう。

 そのため、実際には「『7番』として起用しても良いか」と確認をするためにサッリ監督らが訪問したと考えることが現実的です。このような理由がなければ、電撃訪問をする意味がないからです。

 

■ 「高給取りの FW を放出する必要がある」という状況

 ユベントスの FW 陣は人員過剰となっており、下表の高給取り選手の中から少なくとも1人は放出せざるを得ない状況となっています。

表: 高給取りの FW 選手のサッリボールへの適正
7番 11番 9番 7番 11番
ロナウド
(年俸3100万ユーロ)
 
イグアイン
(年俸750万ユーロ超)
       
ディバラ
(年俸700万ユーロ)
   
D・コスタ
(年俸600万ユーロ)
   

 ロナウド選手を『7番』で起用できるなら、売り手が現れる可能性が高いディバラ選手かD・コスタ選手が放出対象です。しかし、拒否された場合の放出対象はイグアイン選手です。

 そのため、「ロナウド選手を『7番』で起用しても良いか」という “打診” をする必要があるのですが、これは「エース(= 9番)の座をイグアインに渡してくれるかとの要請」と受け取られるリスクがあります。

 こうした誤解を生むことを回避するためにパラティーチ CFO が同席する形で、戦術面で期待される仕事の説明が行われたと考えられます。

 肝心の返事は「エースの仕事を譲る考えはない(= ナポリの『9番』や『偽9番』の役割を希望する)」というものでしょう。もし、『7番』での起用に前向きなら、「ロナウドとイグアインの共存」をリーク情報を基に報じる地元メディアが出ているはずだからです。

 

■ 6月最終週から「選手放出」を含め、移籍市場での動きが活性化する

 ユベントスは6月末までに売上高を計上する必要がありますので、移籍金が得るための選手放出が活発になると予想されます。DF 陣ではカンセロ選手の退団が濃厚と報じられていますが、FW 陣も余剰戦力の整理が進むことでしょう。

  • 高給取りの FW 陣
    • 対象選手:ロナウド、イグアイン、ディバラ、D・コスタ
    • この中から少なくとも1選手を放出
  • その他の FW 陣
    • 対象選手:クアドラード、マンジュキッチ、ケーン、ベルナルデスキ、ピアツァ
    • この中から少なくとも1選手を放出

 サッリ監督が現在の FW 陣にどのような評価を下すのか。また、それを受けてパラティーチ CFO が率いるフロント陣が移籍市場でどう動くのかに注目です。