プリマベーラにとっての 2020/21 シーズン初戦となるカンピオナート第1節アタランタ戦が行われ、ユベントスはダ・グラサ選手のゴールで追い付き、1-1 の引き分けで勝点1を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
| 選手名 | |
|---|---|
| GK | 1: ガロファニ |
| DF | 2: レオ（→ 42' st. 14: ムラッツィ） 6: デ・ウィンター 5: リッチオ 3: エヌテンダ |
| MF | 8: ミレッティ 4: ピサピア（→ 38' st. 16: オミッチ） 7: セクロフ 10: トンギャ 11: トゥリッキア（→ 32' st. 19: ダ・グラサ） |
| FW | 9: ペトレッリ (C)（→ 38' st. 20: ボネッティ） |
U-17 から昇格してプリマベーラを指揮することになったボナッティ監督は 4-2-3-1 を選択。ペトレッリ選手を1トップに起用し、2列目には昨季からプリマベーラでプレーしたセクロフ選手やトンギャ選手を置く布陣で試合に臨みます。
試合は膠着した状態が続く。ユベントスがボールを持ってエリア内に侵入したのは17分のトンギャ選手が最初。22分にはペトレッリ選手が距離のある位置から FK を直接狙うが、相手 GK を脅かすまでには至らない。
アタランタは25分にシディベが頭で合わせるも、これは角度のなかったためユベントスの GK ガロファニが抑える。
ユベントスは36分にレオ選手のクロスが得点を感じさせ、対するアタランタは直後の37分にパナダ選手が個人技からゴールを予感させるも、互いに均衡を破ることはできず。前半は 0-0 で折り返すことになる。
ハーフタイム明けに最初のチャンスを掴んだのはユベントス。49分にトンギャ選手が決定的なシュートを放つも、枠のわずかに上へと外れてしまう。
アタランタとユベントスの攻撃陣が積極的に仕掛けてシュートにまで持ち込めるようになった試合は思わぬ形で動くことになる。
アタランタは77分に左サイドをカッラ選手が持ち上がって左足でクロスを入れると、これがレオ選手の出した足に当たったことで GK ガロファニ選手の逆を突く形となってゴールイン。アタランタが1点のリードを手にする。
ビハインドを背負ったユベントスは87分にトンギャ選手がゴールへと迫るが、相手 GK ダイツァル選手の守る牙城を破ることはできない。それでも89分にデ・ウィンター選手のロングフィードに反応して DF と入れ替わったダ・グラサ選手が右足でゴールを決めて土壇場で同点に追いつく。
結局、試合はこのまま 1-1 で終了。前年度のプリマベーラ王者を相手にユベントスは勝点1を持ち帰ることに成功した。
なお、試合後にボナッティ監督は次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督：
「私達は確かに良い試合をしました。守備では秩序のあるパフォーマンスを見せ、得点機会を提示する優れた提案もありました。
フィニッシュの場面では少し正確性を欠いていましたし、多くの機会を仕上げることへの皮肉はありません。選手たちは悪いエピソードの状況下で試合をリスタートする偉大な能力があることを示しました。
示していたパフォーマンスを考慮すると勝利が欠けていたことへの幾分かの後悔はあります」
終盤にオウンゴールで相手に先行される苦しい試合展開でしたが、土壇場のワンチャンスで同点に追いつくことができたのは大きな収穫です。しかも相手はプリマベーラで毎年優勝争いをする前年度の王者ですから、自信になるはずです。
多くの選手が U-17 からの昇格組ですから、良い経験になったことでしょう。
プリマベーラの次戦は9月25日（金）に予定されているカンピオナート第2節エンポリ戦です。ボナッティ監督に率いられたプリマベーラが今季初勝利を手にすることができるのかに注目です。
