2020/21 カンピオナート・プリマベーラ第12節が行われ、ホームにフィオレンティーナを迎えたユベントスはダ・グラサ選手のドッピエッタなどで 3-0 の勝利を手にしました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ガロファニ |
DF | 2: トゥリッキア(→ 39' st. 15: フィウマーノ) 5: デ・ウィンター 6: リッチオ (C)(→ 31' st. 13: エンゾアンゴ) 3: エヌテンダ |
MF | 4: オミッチ 8: ミレッティ 7: ピサピア(→ 26' st. 17: イリング) 10: スーレ(→ 39' st. 14: マレッサ) |
FW | 9: ダ・グラサ 11: セクロフ(→ 30' st. 18: チェッリ) |
ボナッティ監督は 4-3-1-2 を選択。前節インテル戦からは4選手を入れ替え、前線はダ・グラサ選手とセクロフ選手の2トップに託して試合を迎えます。
最初に決定機を迎えたのはフィオレンティーナ。立ち上がりの2分にムンテアヌ選手が放ったミドルシュートをユベントスの GK ガロファニ選手がセーブ。こぼれ球をスパルト選手が押し込んだが、オフサイドでゴールは認められない。
対するユベントスは7分に中盤からのロングフィードにセクロフ選手が反応。相手 DF と縺れたことでボールは GK リッコ選手が保持するも、その背後からボール奪取に成功したダ・グラサ選手が無人のゴールに流し込み、ユベントスが先制する。
フィオレンティーナは18分にカウンターからスパルト選手がカウンターから決定機を手にするも、シュートは GK 正面。
対するユベントスは25分に縦パスを受けたスーレ選手が決定機を得るも今度は GK リッコ選手の横っ飛びセーブに阻まれ、36分にはセクロフ選手のラストパスを受けたダ・グラサ選手が狙うもシュートを引っ掛けて追加点とはならず。
それでも、前半は 1-0 とリードを持って折り返すことに成功する。
後半は開始直後の46分にロングフィードを上手く処理して相手 DF と入れ替わったセクロフ選手が角度のない位置から狙うが、シュートは枠を捕らえず。一方のフィオレンティーナはその直後の47分にディ・ステファノ選手に訪れた決定機はオミッチ選手のブロックに阻まれてしまう。
試合が再び動いたのは59分。ユベントスは左 SB のエヌテンダ選手がドリブルで中央に絞り込み、スーレ選手とのワンツーを使って左足でシュート。相手 DF の足に当たったことで GK リッコ選手は反応できず、ユベントスのリードは2点に拡大する。
フィオレンティーナはディ・ステファノ選手が72分と80分に左サイドから仕掛けてシュートを放つが、どちらもガロファニ選手を脅かすまでには至らない。
逆に、ユベントスは92分に右サイドを突破したマレッサ選手からのクロスにダ・グラサ選手が合わせて3点目。試合は 3-0 で終了し、ユベントスはリーグ戦5試合ぶりの勝利を手にした。
なお、ボナッティ監督は試合後に次のようにコメントしています。
アンドレア・ボナッティ監督:
「私達は勝利に満足しています。難しい相手から手にしたものだからです。フィオレンティーナはリーグでも高いポゼッション率を残しているチームであり、非ポゼッション時に私達は得点の機会を与えませんでした。
すべての試合に勝利することを目標としていますが、勝点3を持ち帰ることができなかった試合でも普段どおりの仕事に取り組んでいました。今日の成功は選手たちが適用した結果です。
今日はグループ全体にとっても大きな勝利でした」
勝ち切れない苦しい時期が続いていただけに育成年代で安定した強さを見せ続けているフィオレンティーナを相手に勝利したことは今後に向けての自信となるでしょう。
相手に許した決定機はカウンターやスピードを活かした縦への突破ですから守備は基本的に上手く機能しています。ピンチの場面では身体を使ったブロックなどでゴールを許しておらず、高い集中力が保たれていました。
また、攻撃についても「カウンターを活かした縦への突破」と「2点目のエヌテンダ選手の崩し」で良い形を披露しており、チームの目指している方向性で手応えたを得られたと考えられることが収穫点です。
プリマベーラの次戦は3月6日(土)に予定されているカンピオナート第13節 SPAL 戦です。SPAL もユベントスと同様にリーグ上位に付けているため、難しいアウェイ戦で選手たちが今節でのプレー内容を継続できるかが鍵になるでしょう。
良い調整をしてリーグ戦2連勝を手にすることができるのかに注目です。