バルセロナとの契約の早期打ち切りを希望して揉めているアルトゥール選手が飲酒運転による交通事故を起こし、警察に起訴されたと『ディアリ・デ・ジローナ』が報じています。
報道が事実であれば、ユベントスは厄介事を抱えることになるでしょう。
アルトゥール選手は午前4時頃にスペイン・ジローナにあるパラフルジェイで交通事故を起こしたとのこと。運転するフェラーリが歩道に乗り上げ、街頭に衝突するものだったと報じられています。
怪我人はおらず、車両に深刻なダメージはなかったのですが、問題は「呼気中に基準値を超える 0.55mg のアルコールが検知されたこと」です。
スペインでは 0.25mg 以下なら飲酒運転には問われません。罪に問われるのはその倍に当たる 0.50mg 以上ですから起訴されなければならない事案です。ただ、ユベントスにとっては “厄介な案件” を抱え込むことになったと言わざるを得ないでしょう。
なぜなら、ユベントスのオーナーは FIAT を創業したアニェッリ家であり、飲酒運転は “ご法度” だからです。
胸スポンサーの Jeep は「フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)傘下のブランド」です。親会社かつ胸スポンサーのメンツに泥を塗る行為をした選手が免罪される可能性は低く、アルトゥール選手はビハインドを背負ってスタートすることになると思われます。
ただ、『非売品』ではなくなったことを逆手に取れるなら、フロント陣の腕の見せ所となるでしょう。「ポグバ選手を交換トレードで獲得するためのトレードの弾に使う」ことも可能になるからです。
思わぬタイミングで浮上したゴシップに対し、ユベントスのフロント陣がどう対処するのかに注目です。