『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が2020年夏にユベントスが売却したいであろう選手たちで構成したイレブンと各選手の評価額を掲載していましたので、紹介いたします。
該当の選手は下表のとおりです。
Po | 選手 | 評価額 | 償却費 【残額】 |
---|---|---|---|
GK | ペリン | € 8m | € 6m |
DF | デ・シリオ | € 9.5m | € 4.8m |
ルガーニ | € 12m | ー | |
C・ロメロ | € 13.5m | € 20.8m | |
L・ペッレグリーニ | € 13.5m | € 16.5m | |
DMF | ケディラ | € 5.5m | X |
マテュイディ | € 10.5m | X | |
AMF | ダニーロ | € 16m | € 25.6m |
ベルナルデスキ | € 28m | € 16m | |
D・コスタ | € 24m | € 22m | |
FW | イグアイン | € 25.5m | € 18m |
ガゼッタ紙が掲載した選手の評価額は「2020年8月初旬に transfermarkt で付けられている額」です。そのため、獲得を考えるクラブがこの金額を提示するケースは稀と言わざるを得ないでしょう。
選出された選手の中で、22歳のロメロ選手と21歳のペッレグリーニ選手は例外です。両選手ともに獲得に多額の費用が費やされたため、高額な減価償却費が残ったままです。
したがって、彼らが今夏にユベントスを退団するのは「交換トレードの “弾” として3000万ユーロほどの評価額が付いた場合」に限定されると考えられます。
他の9選手は「買い手となるクラブを絶賛募集中」と言えるでしょう。ただ、今夏はどのクラブも余剰選手を売却することで収益を得たい状況下に置かれているため、移籍市場は『買い手優位』になる可能性が大です。
「昨夏に大型補強をしたレアル・マドリード」や「今年1月の移籍市場で複数選手を獲得したナポリ」が “売り手” に回り、1億ユーロ超の売上高を狙って来るのです。ほとんどのクラブは財布の紐を固く締めていますから、思惑どおりに進むとは限らないでしょう。
ただ、いずれにしてもユベントスはガゼッタ紙が売却対象としてリストアップした選手を放出する必要があるのは事実です。フロント陣が「何選手を放出できるのか」がポイントですし、「損益はどうか」も注目点になります。
ピルロ監督のためにどのような選手層をプレゼントするのかに注目です。