『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、セリエA再開に向けた準備が進むユベントスの中でイグアイン選手とラビア選手が未帰還とのことです。ラビオ選手の場合は売却益が期待できるため、1年でチームを離れる可能性はあるでしょう。
新型コロナウイルスがイタリアで感染拡大を起こしたこともあり、ラビオ選手は母国フランスへ退避しました。トレーニングに勤しんでいる様子は自身のインスタグラムにアップしており、コンディション的な問題はないと思われます。
ただ、まだトリノには帰還していません。イタリア国外に退避していた選手は既にトリノに戻って隔離期間に入っていますから、少し異様と言わざるを得ないでしょう。
そのため、今夏の移籍市場でチームを離れるのではないかとの憶測が現実味を帯びる形となっているのです。
ラビオ選手に関心があると言われているのはマンチェスター・ユナイテッドとエバートンです。どちらもプレミア勢で資金力はあるため、獲得に本腰を入れる可能性があります。
また、ユベントスはラビオ選手をフリーで獲得していますから、移籍金のほぼ全額が売却益として計上することが可能です。オファーに耳を傾ける可能性はあり得るでしょう。
ラビオ選手(や代理人を務める母)が不満を募らせるとすれば、「なぜマテュイディが優先的に起用されるのか」という点でしょう。なぜなら、ラビオ選手が PSG でマテュイディ選手からポジションを奪った後に、マテュイディ選手はユベントスに移籍したからです。
ポゼッションに重点を置く指揮官がオフ・ザ・ボールの仕事で定評のあるマテュイディ選手を重宝すれば、ボールを持つことで真価を発揮するタイプのラビオ選手は不満を溜め込むことでしょう。この点を解消することもチーム側の課題となります。
物事に “トラブル” は付き物ですが、大事にしないことが肝心です。ユベントスのフロント陣が上手く対処することができるのかに注目です。