スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァで行われた 2019/20 セリエA第31節ミラン戦に 4-2 で敗れたユベントスのサッリ監督による試合後コメントを紹介いたします。なお、選手はコメントを残していません。
マウリツィオ・サッリ監督:
「私達は60分間は非常に良く、試合をコントロールしていました。それから数日後に別の試合があったとは言え、必要のないブラックアウトが発生してしまいました。
他のチームにも起きたことです。誰にとっても肉体的・精神的に難しい時期だからです。
私達は冷静さを維持しなければなりません。特定の状況下では理由を見つけるのは難しいからです。守備において私達は PK の後にゴールを許してしまいました。それまでは枠内シュートを許していなかったにも関わらずにです。
チームはロープ上で素晴らしいサッカーをしていますし、私達がスタートしなければならないことです。
ラビオ?彼は適応しています。いくつかの負傷でスローダウンを強いられましたが、今の彼は良いプレーをしています」
普段は「監督」と「少なくとも1選手」が試合後のインタビューに応じるのですが、サッリ監督だけが取材に応じました。それだけ逆転敗けのショックが大きかったと言うことなのでしょう。
ちなみにサッリ監督がブラックアウトと表現した守備の崩壊が発生した要因は「準備不足」と「油断」が合わさった複合的なものと考えられます。
ルガーニ選手とA・サンドロ選手を “ぶっつけ本番” で起用し、両選手とも失点に大きく関与した点が準備不足。そこに「ラツィオがレッチェに敗け、自分たちは2点リード」の状況となったことでチームに油断が生じたことは否定できません。
1点返されて浮き足立ったところを一気に畳み掛けられたのですから、この部分は主力選手たちが反省としなければならないことでしょう。
ユベントスの次戦はリーグ最多得点の攻撃陣を擁するアタランタです。再開後はターンオーバーで上手く選手を起用しつつ第30節までは全勝で来ていますから、ユベントスが上手く切り替えられるのかに注目です。