ユベントスは公式サイト上で 2019/20 コッパ・イタリア決勝ナポリ戦に向けた招集メンバー27選手を発表いたしました。なお、メダルが与えられる決勝戦であるため、起用が現実的に不可能な選手もメンバーに含まれています。
招集された選手一覧は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: シュチェスニー、31: ピンソーリョ、77: ブッフォン |
DF | 2: デ・シリオ、3: キエッリーニ、4: デ・リフト、12: アレックス・サンドロ、13: ダニーロ、19: ボヌッチ、24: ルガーニ、28: デミラル |
MF | 5: ピアニッチ、6: ケディラ、8: ラムジー、14: マテュイディ、25: ラビオ、30: ベタンクール、38: ムラトーレ |
FW | 7: ロナウド、10: ディバラ、11: ドウグラス・コスタ、16: クアドラード、21: イグアイン、33: ベルナルデスキ、35: オリビエリ、44: ヴリオーニ、46: ザニマッキア |
準決勝ミラン戦(セカンドレグ)からは4選手が新たに招集されました。対象がキエッリーニ、デミラル、ラムジー、イグアインの4選手で、Bチームから前戦に招集された4選手はそのまま残っています。
したがって、決勝に向けて新たに招集された4選手を起用できる可能性は低いと言えるでしょう。起用できる状態なら、Bチームの選手をコロナ禍が残る現状で遠征に帯同させる必要がないからです。
【先発予想: 4-3-3】
GK: ブッフォン
DF: ダニーロ(クアドラード)、デ・リフト、ボヌッチ、A・サンドロ
MF: ベンタンクール、ピアニッチ(ケディラ)、マテュイディ
FW: ディバラ、ロナウド、D・コスタ
サッリ監督は 4-3-3 を継続するでしょう。入れ替わりが発生する可能性があるのは右 SB とレジスタだけで、基本的にはミラン戦での戦術が継続されることになると予想されます。
対するナポリのガットゥーゾ監督も 4-3-3 を起用することが濃厚です。ナポリはサッリ監督時代から 4-3-3 に親しんで来ましたし、そこにガットゥーゾ監督直伝の闘争心が植えつけられています。融合すると厄介なチームだと言えるでしょう。
ナポリの攻撃を牽引するのはインシーニェ、メルテンス、カジェホンの3トップ。中盤ではデンメ選手がレジスタとして存在感を強めており、良い攻撃のパターンを確立済です。
したがって、ユベントスの守備陣は「どこでナポリの攻めを分断するか」がポイントになります。逆にユベントスの攻撃時は「ナポリの守備網をこじ開けることができるか」が課題です。
ナポリが「第21節の再現」を狙ってくることは確実ですし、中央に守備ブロックを構築してボール奪取からのカウンターでユベントスの最終ラインを切り裂こうとするでしょう。
つまり、勝負を賭けて仕掛けた際にリスクが大きくなるため、切り替えの速さも問われることになります。
一発勝負の決勝戦ですから、先手を取ったチームが試合を優位に進めることになるでしょう。パワープレーを得意としないチーム同士の対戦にサッリ監督がどのような準備をして臨むのかに注目です。