レガ・セリエAは公式サイト上で 2019/20 セリエA第25節の5試合が無観客で行われると発表いたしました。ユベントス対インテルのイタリア・ダービーも無観客試合の対象となっています。
無観客試合で行われる可能性は数日前から地元メディアが決定事項のように報じていましたが、リーグが正式に決定したのは現地27日(木)のこと。該当は以下の5試合です。
- ウディネーゼ vs. フィオレンティーナ
- ミラン vs. ジェノア
- パルマ vs. SPAL
- サッスオーロ vs. ブレッシア
- ユベントス vs. インテル
イタリアでの新型コロナウイルス肺炎の感染者は400名、死者が12名となっています。(日本時間2月27日10時30分時点)
現状はイタリア北部が「ほぼ完全封鎖」に近い状況ですから、無観客試合は止むを得ない決定と言えるでしょう。
なお、チケットの取り扱いについてですが、ユベントスは「評価中」と直接的な言及を避けています。と言うのは「第27節以降の取り扱いが不明」だからです。
現地27日に決まったのは「第26節の5試合が無観客で実施されること」と「第25節で延期となった2試合(ベローナ対カリアリ、トリノ対パルマ)の代替実施日」の2点です。
3月4日(水)に予定されているコッパ・イタリア準決勝ミラン戦もおそらく無観客試合になるでしょう。毎試合ごとに払い戻しをするのは非効率的ですから、チケット購入者への払い戻しをする場合は「無観客試合で開催する必要がなくなった後」になると思われます。
クラブにとってはチケット代収入を失うことは痛いですし、イタリア政府が何らかの措置を講じるのかが注目点と言えるでしょう。
余談ですが、ユベントスは選手が新型コロナウイルスに感染するリスクが他のチームよりも少し高い状況です。
これは「イタリア3部のサッカー選手が感染」というニュースが報じられたのですが、その選手が所属していたのがピアネーゼで、ピアネーゼは23日にユベントス・Bチームと対戦しています。
Bチームに所属する選手の何人かはトップチームの練習に日常的に参加していますし、25日(火)に行われたリヨン戦の前日練習にも顔を出しています。
現時点でBチームの選手に発熱などの症状はありませんが、他のチームよりも警戒レベルを上げる必要はあるでしょう。
ユベントスのフロント陣がダメージコントロールを上手くすることができるのかに注目です。