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ピアツァは『1年間の延長オプションが付随した半年間の期限付き移籍』でアンデルレヒトに加入

 ユベントスは公式サイト上でマルコ・ピアツァ選手がベルギーのアンデルレヒトに期限付き移籍をすると発表いたしました。ユベントスは移籍期間に関する具体的な言及を避けていますが、アンデルレヒトは「1年の延長オプション付きの半年」と発表しています。

画像:アンデルレヒトへの加入が決定したピアツァ
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 ピアツァ選手は1995年5月生まれの24歳。2016年夏にディナモ・ザグレブからユベントスに加入した左ウィンガーです。

 ただ、2017年3月にクロアチア代表として出場していた親善試合で右ひざ前十字靭帯を断裂。復帰後はシャルケやフィオレンティーナに期限付き移籍をしていましたが、2019年3月に今度は左ひざ前十字靭帯を断裂。再び長期離脱を強いられていました。

 復帰が「2019/20 シーズン前半戦」と見積もられていたため、昨夏の移籍は実質的に不可能であり、今冬に出場機会を求めて移籍することが有力だったと言えるでしょう。

 

 しかし、新天地を見つけることに苦労することになりました。これはペリン選手の一件が少なからず影響しています。

 昨夏にペリン選手はベンフィカ行きで交渉がまとまったものの、メディカルチェックで問題が発生。移籍はキャンセルとなりました。この際に両クラブ間で選手の状態に対する評価が別れたのですが、結果は「ベンフィカ側が正確(= ユベントスの見立ては誤り)」でした。

 つまり、ユベントスのフロント陣が「ピアツァは回復済み」と主張しても信憑性に欠けていたのです。最も情報を持っているユベントスが選手の起用を見合わせていたのですから、獲得に本腰を入れるクラブは現れないのは当然です。

 結局、アンデルレヒトは「半年間のローン移籍」でピアツァ選手を獲得。しかも「1年の延長オプション」が付随するという “破格の条件” での獲得となりました。「1月初旬での移籍」に向けたクラブの準備が不十分だったことは否定できないでしょう。

 

 ベルギーリーグに活躍の場を移すことになったピアツァ選手ですが、複数回に渡る前十字靭帯の怪我から復帰して評価を高めた選手としてセルヒオ・カナーレス選手(ベティス)が存在します。

 カナーレス選手は負傷を乗り越えて28歳でスペイン代表に初選出されるまでに成長しましたから、ピアツァ選手も不死鳥のように蘇って欲しいと思います。ピアツァ選手がチャンピオンズリーグの大舞台に返り咲くことができるのかに注目です。