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マンジュキッチのカタール移籍は潰える?

 スカイ・イタリア』によりますと、マンジュキッチ選手のカタール移籍に向けた交渉は “終わった” とのことです。交渉決裂の意味で報じられており、移籍がご破算になった可能性があると言えるでしょう。

画像:去就が定まらないマンジュキッチ
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 チャンピオンズリーグの登録メンバーから外れたことで去就が騒がしくなっていたマンジュキッチ選手ですが、「カタールからの関心があること」を理由に第3節フィオレンティーナ戦から招集メンバー外となっています。

 移籍先としてアル・ラーヤンの名前が出ていたのですが、移籍交渉が失速していることはパラティーチ CFO が第4節ベローナ戦の前に認めています。

 これは「ユベントスが求める移籍金に難色が示されたこと」が理由と見られていました。ただ、今回『スカイ・イタリア』は「契約条件と財政状況が理由」と報じており、カタールの移籍市場が閉まる9月30日までに交渉が妥結する可能性は低くなったと思われます。

 

 カタール側は「マンジュキッチ選手がユベントスを戦力外になったこと」を理由に “足元を見た” のでしょう。これは交渉時に採るべき態度として正しいものです。

 是が非でも獲得したい選手であるなら、ヨーロッパ主要国の移籍市場が開いている期間中にマンジュキッチ選手を獲得していたはずです。そうではなかったのですから、獲得するクラブ側が交渉で優位に立つのは明らかと言えるでしょう。

 アル・ラーヤンなどカタール側にはオファー内容を引き上げる理由はほとんどありません。また、マンジュキッチ選手側も条件に不満を覚えている(と報じられている)現状を受け入れるメリットもありません。

 そのため、9月中のカタール移籍は流れる可能性が現実的と考えられます。

 

 したがって、マンジュキッチ選手は1月の市場が開くまではユベントスに在籍することになると思われます。しかし、サッリ監督が選手を起用する可能性はゼロに近く、エムレ・ジャン選手とともに来年1月に新天地を求めることになるでしょう。

 構想外と位置付けられた選手の去就がどうなるのかにも注目です。