『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、ユベントスの選手放出が本格化しそうとのことです。ただ、選手売却は暗礁に乗り上げた状態と言えるでしょう。なぜなら、具体的な噂がほとんど流れていない状況だからです。
ユベントスの 2019/20 シーズンの陣容は MF および FW 陣で人員過剰となっています。MF 陣はラムジー選手とラビオ選手をフリーで獲得したため、FW 陣はイグアイン選手などが期限付き移籍から復帰したことが理由です。
そのため、選手を放出することで登録枠の上限までに抑えたいのですが、肝心の放出が思うように進んでいないことが気になるところと言えるでしょう。なお、ガゼッタ紙が売却候補として名前を出した選手は下表のとおりです。
選手名 | 要求額 | 噂される移籍先 |
---|---|---|
カンセロ | € 60m | マンC、バルセロナ |
イグアイン | € 36m | ローマ、ウェストハム |
ケーン | € 35m | エバートン、アヤックス |
ペリン | € 20m | ベンフィカ |
マンジュキッチ | € 15m | ドルトムント、バイエルン |
マテュイディ | € 15m | フランス |
ピアツァ | € 15m | ー |
ケディラ | € 3m | MLS、フェネルバフチェ |
ユベントスは30歳を超えた CF を3選手も擁していますから、イグアイン選手とマンジュキッチ選手が売却候補になることは合理的です。
優先度を付けるなら、マンジュキッチ選手を残すべきでしょう。なぜなら、攻守において高い献身性を期待できるからです。ただ、イグアイン選手が退団に否定的と噂されており、この要求にフロント陣が “配慮” をどのぐらい示すかがポイントになるでしょう。
また、多額の売却益を計上できるカンセロ選手の放出も根強く噂されていますが、カンセロ選手は放出すべきではありません。これは SB の頭数が不足することに加え、スピナッツォーラ選手をローマに放出したことへの疑念が浮上するからです。
コパ・アメリカに参加していたクアドラード選手などが「放出候補」として名前が出ていないことは不思議ですが、「資金力があるプレミアリーグが開幕する前に売却交渉が進んでいること」が求められていると言えるでしょう。
ユベントスのフロント陣が余剰戦力を上手く整理することができるのかに注目です。