アメリカ・ボストンで行われたインターナショナル・チャンピオンズ・カップのローマ対ユベントス戦は 1-1 で PK 戦となり、5人成功させたユベントスが 4-5 (トータル 5-6)で勝利しました。
試合に出場したユベントスの選手は以下のとおりです。
前半 | 後半 | |
---|---|---|
GK | 1: ブッフォン | 1: ブッフォン (→ 20' st. 16: ピンソーリョ) |
DF | 2: デ・シリオ 4: ベナティア 24: ルガーニ 12: A・サンドロ |
26: リヒトシュタイナー 15: バルザーリ 3: キエッリーニ 12: A・サンドロ (→ 20' st. 22: アサモア) |
MF | 5: ピアニッチ 8: マルキージオ 7: クアドラード 21: ディバラ 17: マンジュキッチ |
5: ピアニッチ (→ 20' st. 30: ベタンクール) 6: ケディラ 11: D・コスタ 21: ディバラ (→ 20' st. 33: ベルナルデスキ) 17: マンジュキッチ (→ 20' st. 27: ストゥラーロ) |
FW | 9: イグアイン | 9: イグアイン (→ 30' st. 34: ケーン) |
アッレグリ監督は 4-2-3-1 を選択。DF 陣にデ・シリオ選手とルガーニ選手が起用され、チームへの適応とコンディション調整が期待される布陣でローマとの一戦を迎えます。
まずは7分、素早い展開からゴール前まで運んだユベントスは最後はディバラがエリア外からシュート。しかし、GK アリソン・ベッカーがキャッチする。
対するローマは13分に左サイドのペロッティからのクロスをジェコが中央で合わせたが、アレックス・サンドロのブロックによるシュートは枠の外へと外れる。
スコアが動いたのは28分。アレックス・サンドロのパスに反応したマンジュキッチが DF の裏に抜け出すと、GK も交わして左足で押し込み、ユベントスが先制する。20分過ぎから立て続けに訪れていたチャンスを活かし、良い流れの中でゴールをあげることとなった。
前半を1点リードで折り返したユベントスは5選手を交代して後半に臨む。
先に良い形を作ったのはローマ。51分にピアニッチが上手くボール奪取できなかった所を突き、左サイドのスペースに展開。走り込んだストロートマンが強烈なシュートを放ったが、クロスバーを直撃。ユベントスは難を逃れることとなった。
対するユベントスは58分にドウグラス・コスタ選手が右サイドのカットインからシュート。こぼれ球にイグアイン選手が反応してシュートを放ったが、GK がスーパーセーブを見せ、追加点をあげることができない。
すると、ローマが74分に中央から左サイドに展開し、コラロフ選手が GK と DF の間に入れたグラウンダーのクロスをジェコ選手が合わせて同点に追いつくことに成功する。
両チームとも勝ち越し点を狙い、間延びが目立つようになった相手守備陣を攻め立てるものの、ゴールを奪うことはできず。試合は 1-1 で終了し、勝敗の行方は PK 戦に委ねられることとなる。
ローマは1人目のトゥッミネッロ選手が右下に蹴ったものの、ピンソーリョ選手がストップ。対するユベントスはリヒトシュタイナー選手が左下に決め、ユベントスが一歩リードする。
その後、両チームとも全員成功で迎えた5人目。ローマはウンデル選手が決めたものの、ユベントスもドウグラス・コスタ選手が決め、5人全員が成功したユベントスが 4-5 で勝利した。
コンビネーションなど連携面はシーズン中に洗練するプランだとして、現時点で良いアピールができている選手もいることは事実でしょう。ドウグラス・コスタ選手は個の力による突破力を示していますし、ピンソーリョ選手も PK 戦で良い動きを見せていました。
開幕までのおよそ1ヶ月で「シュチェスニー選手の適応」と「ディバラ選手とベルナルデスキ選手の共存」を実戦形式でテストすることが求められることになると思われます。
負傷離脱する選手もほとんどなく、順調に調整を続けることができたのは朗報と言えるでしょう。今後は MF や FW といった選手が過剰気味になっているポジションの整理をしなければなりません。どの選手がチームに残ることになるのかに注目です。