ユベントスは公式サイト上で Cygames（サイゲームス）社とのスポンサー契約を締結したことを発表いたしました。「ユニフォームの背中部分」に提示されるのはユベントスの歴史上初めてのこととなります。
Cygames（サイゲームス）社はサイバーエージェント社の完全子会社としてスタートしたモバイル向けのゲームアプリの開発などを主力としている企業です。『神撃のバハムート』、『アイドルマスター』、『グランブルーファンタジー』などのゲームが著名です。
ユベントスとの契約は3年と期間は一般的なものですが、スポンサー名が表示される部分が「ユニフォームの背中部分」という点が特筆事項です。その部分に広告が表示されるのはクラブ史上初めてのこと。1つの大きな転換点を迎えたと言えるでしょう。
ちなみに、 Cygames 社のロゴが背中に刻印された新ユニフォームはバルセロナとのインターナショナル・チャンピオンズ・カップでお披露目される予定となっています。
国際展開を続けている Cygames 社は7月31日に『Shadowverse（シャドウバース）』のイタリア語版をリリースすると発表しており、「宣伝のため」という意味合いがかなり強いと言えるでしょう。
ユベントス主催試合の視聴者数（2016/17 シーズン）はざっと1試合平均200万人。背中は中継に映りやすい部分でありますので、顧客をどれだけ獲得できるかが Cygames 社にとっての課題になると思われます。
余談ですが、Cygames 社はプレスリリースで以下のようにユベントスを紹介し、うまく “地雷” を避けています。
イタリアプロサッカー1部リーグセリエAに所属し、リーグ歴代最多の優勝（スクデット）を誇り、2016年-2017年シーズン優勝、セリエA史上初となる六連覇を達成しています。
スクデットの回数は “踏み絵” になりますので、スポンサーとして上手く回避したと言えるでしょう。チャンピオンズリーグでは胸スポンサーのみが表示可能であり、Cygames 社のロゴは UEFA 以外のコンペティションで見ることが可能となりそうです。
