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【採点】 2016/17 セリエA第33節 ユベントス対ジェノア

 日曜日のナイトマッチで行われたセリエA第33節ジェノア戦はディバラ選手やマンジュキッチ選手のゴールなどで4得点をあげたユベントスが 4-0 で勝利しました。

画像:攻撃陣を牽引したディバラ

 先発した選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2016/17 セリエA第33節 ユベントス対ジェノア
表1:先発メンバー(2016/17 セリエA第33節 ジェノア戦)
  Juventus
[4-2-3-1]
Genoa CFC
[3-4-3]
GK 25: ネト 23: ラマンナ
DF 15: バルザーリ
19: ボヌッチ
4: ベナティア
22: アサモア
24: ムニョス
8: ブルディッソ 画像:キャプテン
3: ジェンティレッティ
MF 8: マルキージオ 画像:キャプテン
6: ケディラ
26: リヒトシュタイナー
21: ディバラ
17: マンジュキッチ
22: ラゾヴィッチ
94: カタルディ
44: ミゲル・ベローゾ
93: ラクサール
FW 9: イグアイン 10: ヌチャム
9: シメオネ
11: パッラディーノ

 ユベントスは 4-2-3-1 を選択。バルザーリ選手が 右SB を務め、リヒトシュタイナー選手が右 MF に入る形で試合に臨みます。

 対するジェノアは 3-4-3 を選択。攻撃時はカタルディ選手がアンカーを務める 3-1-4-2 にスライドする可変システムで試合を迎えます。

 

 試合はボヌッチのスリップでヒヤリとする場面があったものの、徐々にユベントスがジェノアゴールに迫り始める。7分にディバラの FK からイグアインが頭で狙ったが、これは枠を外れる。

 それでも、17分にイグアインが出した浮き球のパスにマルキージオが反応。シュートはジャストミートしなかったが、ムニョスに当たって、ボールがネットに吸い込まれ、ユベントスが先手を取る。

 直後の19分にはジェノアのクリアボールをボヌッチが前線にフィードし、イグアインが頭で落とす。走り込んだディバラがケディラとのワンツーでジェノア守備陣を振り切り、左足でシュートをニアサイドを居抜き、リードを2点に広げる。

 攻勢を緩めないユベントスは41分に自陣でボールを奪うと、ディバラが左サイドのマンジュキッチに大きく展開し、ボールを持ち出したマンジュキッチが中央にクロスを入れる。これはブロックされたが、こぼれ球をマンジュキッチが自ら決め、3点目を奪い、前半を 3-0 で折り返す。

 後半に入っても、ユベントスの勢いは止まらない。52分に CK からボヌッチがボレーで合わせたが、競り合いの中でユベントス側にファールがあったとして得点は取り消される。

 しかし、64分にボヌッチ自らハーフウェイラインから持ち上がり、シュートを突き放して4点目。試合の行方を決めたユベントスは選手交代を実施し、選手の温存を本格的に実施する。

 試合は守備陣が最後まで集中力を保ち続け、クリーンシートを達成。ユベントスが 4-0 で勝利し、第14節での借りを返すことに成功した。

 

 試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ネト 6.0
 特筆すべきビッグプレーはなかったが、ゴール前で落ち着いたプレーを見せ、安定感をもたらした。ただ、フィード能力については改善の余地が残されているだろう。

DF: バルザーリ 6.5
 右 SB としてジェノアの左サイドからの攻撃を抑え、攻撃面でのビルドアップを支援した。汎用性の高さを見せた試合であった。

DF: ボヌッチ 7.0
 シメオネを沈黙させ、最後尾からビルドアップに加え、4点目を自らの力で奪取した。CK からも実質的にゴールを決めており、攻守に大きな存在感を見せつけた。

DF: ベナティア 6.5
 ボヌッチと組み、中央を上手く封鎖することに成功。ソリッドなパフォーマンスを見せ、BBC と遜色ないことを証明した。

DF: アサモア 6.0
 バルザーリが攻め上がりを自重していることもあり、左サイドからの崩しに積極的に参加した。守備でも強さを見せ、クリーンシート達成に貢献した。

MF: マルキージオ 6.5
 ボールを動かし、攻撃のリズムを生み出した。タイミング良くエリア内にも顔を出し、先制点とつながるシュートを放つなど持ち味であるダイナミックさを披露することに成功した。

MF: ケディラ 6.0
 攻守の役割をマルキージオと分担して行い、ディバラの持ち味を引き出すためにボールを預けるなど戦術的な働きを全うした。

MF: リヒトシュタイナー 6.0
 クアドラードと比較すれば、突破力やクロスで見落とりしたことは事実だろう。しかし、守備力という点で大いに貢献し、インテンシティーを高める役割を担った。

MF: ディバラ 7.5
 フィジカル勝負を挑むジェノアに対し、ポジションを掴まれないことを念頭に置き、神出鬼没で相手に混乱を引き起こした。エリア内での勝負強さを改めて証明し、攻撃を牽引した。

MF: マンジュキッチ 7.5
 サイドでの上下動を繰り返し、チャンスをお膳立て。こぼれ球に素早く反応し、シュートを突き刺すなど担当したポジションで求められる最高のパフォーマンスを示した夜だった。

FW: イグアイン 6.0
 決定的なシュートシーンは限定的だったが、チャンスメイクやポストプレーなど FW として期待された役割を十二分に発揮したと言えるだろう。

 

【交代選手など】

MF: リンコン 6.0
 69分にケディラとの交代で出場。中盤での防波堤として働き、一矢報いたいジェノアの攻撃をシャットアウトすることに貢献した。

MF: ストゥラーロ ー
 マンジュキッチに代わり、82分から出場機会を得る。試合終了間際にマンドラゴラからのフィードに反応し、シュートに迫るなど機動力を見せ、状態の良さを示していた。

MF: マンドラゴラ ー
 86分にマルキージオとの交代でユベントスデビューを果たす。落ち着いた内容でボールを動かせており、良い一歩を踏み出したと言えるだろう。

 

アッレグリ監督 7.0
 バルセロナ戦の直後だったが、4-0 と結果・内容を残すことに成功した。交代選手がジェノアからの加入選手だったのは偶然だろうが、試合への準備を含め、良い采配が行われていた。

カルバレーゼ主審 6.5
 判定の基準がブレず、上手く試合をコントロールしていた。ボヌッチのゴールが取り消されたシーンでは競り合い中のプッシングを見逃さず反則と判定しており、中立の立場を貫いたことは評価されるものである。