カンピオナート・プリマベーラ、グループBの2位キエーボのホームに乗り込んだユベントスでしたが、3-0 で敗れ、ヴィアレッジョ・カップに不安を残す結果となりました。

試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
---|---|
GK | 1: デル・ファベロ |
DF | 7: センペリーニ 2: ヴォリャッコ 3: コッコロ(→ 15' st. 15: カヌーテ) 6: ロジェリオ |
MF | 4: ムラトーレ 5: トゥレ(→ 33' st. 20: モラキオーリ) 8: マテウス・ペレイラ |
FW | 10: クレメンツァ (C)(→ 10' st. 19: モスティ) 9: ゼチリ 11: レリス |
前節のベネベント戦からグロッソ監督はメンバー変更を実施。ケーン選手がトップチームに招集された関係で、クレメンツァ、ゼチリ、レリスの3選手が前線に入る形でキエーボとの一戦を迎えます。
試合はホームのキエーボが良い立ち上がりを見せ、先制に成功します。13分、CKから生まれた混戦から最後はスバンパト選手が押し込み、リードを手にします。
直後に勢いに乗ったキエーボに追加点のチャンスが訪れるも、デル・ファベロ選手がセーブ。対するユベントスは25分にゼチリ選手に得点機が訪れたが、決めることはできず。
すると、キエーボが追加点を奪うことに成功する。32分、中盤の守備が緩くなったところからゴール前への侵入を許し、最後はヌグサー選手が決めてリードを2点に広げる。
ユベントスは大きな見せ場を作ることができず、前半は2点のビハインドで折り返す。
ハーフタイム後に巻き返そうとしたユベントスはゼチリ選手を軸に攻撃するが、焦りからキエーボ守備陣を脅かすことはできない。64分にはゼチリ選手がエリア内でシミュレーションを取られ、悪循環に陥ってしまう。
70分にはCKからカヌーテ選手がオウンゴールを献上することになり、キエーボに決定的な3点目が入る。結局、試合はこのまま 3-0 で終了。ユベントスはヴィアレッジョ・カップに不安を残す内容でキエーボとの首位攻防戦を終えることとなった。
カンピオナート・プリマベーラ第21節を終えたグループBの暫定順位は以下のとおりです。
チーム名 | 試 | 勝 | 分 | 敗 | 勝点 | 得失 | |
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1 | ユベントス | 21 | 16 | 1 | 4 | 49 | +30 |
2 | キエーボ | 21 | 13 | 5 | 3 | 44 | +32 |
3 | サッスオーロ | 21 | 13 | 3 | 5 | 42 | +16 |
4 | エンポリ | 21 | 12 | 4 | 5 | 40 | +19 |
5 | トリノ | 20 | 11 | 6 | 3 | 39 | +18 |
ユベントスは勝点5のリードを保っていますが、グループで上位に付けるサッスオーロやキエーボとの直接対決で敗れていることは懸念材料と言えるでしょう。
ヴィアレッジョ・カップでタイトルを防衛するためには “実力のあるチーム” との対戦で競り勝たなければなりません。勝ち切ることができるチームに生まれ変わることができるかが鍵になると思われます。
ユベントスはヴィアレッジョ・カップを戦う上で別の懸念事項も存在します。それは同時期に U-19 欧州選手権のエリートラウンドが開催されるため、プリマベーラの主力選手が離脱することになるからです。
日時 | 節 | 対戦カード |
---|---|---|
3月13日 | GL-1 | ユベントス v デュクラ・プラハ (スタディオ・ブレジキアーニ、ヴィアレッジョ) |
3月15日 | GL-2 | ユベントス v トロントFC (スタディオ・ミロ・ルペリ、サルザナ) |
3月18日 | GL-3 | ユベントス v マチェラーテーゼ (スタディオ・コムナーレ、アルトパッショ) |
3月22日 | R16 | 未定 |
3月24日 | QF | |
3月27日 | SF | |
3月29日 | Final |
イタリア U-19 代表は3月23日〜28日の日程でベルギーでエリートラウンドを戦います。主力として予選ラウンドをプレーしていたGKのデル・ファベロ選手とDFのヴォリャッコ選手が招集されることは確実であり、ユベントス・プリマベーラは戦力ダウンは避けられないと言えるでしょう。
ヴィアレッジョ・カップの決勝ラウンドと U-19 欧州選手権のエリートラウンドは日程が被っています。起用できる選手が限られる中で結果を残すことができるかが注目点になるはずです。