ユベントスが 2016/17 シーズン前期の決算報告(PDF)を公表したことで、賃借対照表(B/S)を確認することが可能になりました。
2016年12月31日時点でのバランスシートは下表のとおりです。
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項目 | 流動資産 | 固定資産 | 全体 | |
---|---|---|---|---|
金融資産 * | ー | 4.1 | 4.1 | |
現金および現金同等物 | 32.3 | ー | 32.3 | |
金融資産の部:合計 | 32.3 | 4.1 | 36.4 | |
金融債務 | スポーツ信用銀行 | (5.8) | (40.0) | (45.8) |
リース会社 | ー | ー | ー | |
銀行 | (9.8) | (27.4) | (37.2) | |
金融サービス会社 | (47.5) | (80.0) | (127.5) | |
金融負債の部:合計 | (63.1) | (147.4) | (210.5) | |
純金融負債 | (30.8) 17.7% |
(143.3) 82.3% |
(174.1) 100% |
6月末の数値と比較して大きく変化が生じたのは『純金融負債』です。約2億ユーロが1億7400万ユーロにまで減少しています。
1年前は1億9730万ユーロでしたから、負債が減ったと言うことができるでしょう。
- 『現金および現金同等物』が増加
:2320万ユーロ → 2860万ユーロ - リース会社への金融債務が消滅
- 銀行への金融債務(固定資産)が減少
:3180万ユーロ → 2740万ユーロ
『純金融負債』の数値が減少することになった主な理由は上述の3点です。
Jヴィレッジ・プロジェクトが進行中ですが、金庫の中の資金が増加していることはポジティブなニュースと言えます。また、金融債務も減少しており、健全経営は堅持された上で好調な決算を達成していると評価することができるでしょう。
好調な数字を記録した 2016/17 シーズンがどのような形で締めくくられるのか。ピッチ上での結果とともに決算報告にも注目です。
ーーー 参考資料 ーーー
項目 | 流動資産 | 固定資産 | 全体 | |
---|---|---|---|---|
金融資産 * | ー | 4.1 | 4.1 | |
現金および現金同等物 | 28.6 | ー | 28.6 | |
金融資産の部:合計 | 28.6 | 4.1 | 32.7 | |
金融債務 | リース会社 | (7.7) | ー | (7.7) |
スポーツ信用銀行 | (5.7) | (43.0) | (48.7) | |
親会社(Exor) | ー | ー | ー | |
金融サービス会社 | (56.4) | (80.0) | (136.4) | |
銀行 | (7.5) | (31.8) | (39.3) | |
他の金融負債 | ー | ー | ー | |
金融負債の部:合計 | (77.3) | (154.8) | (232.1) | |
純金融負債 | (48.7) | (150.7) | (199.4) |