チャンピオンズリーグ決勝の地、ミラノを訪れている元アルゼンチン代表のフアン・セバスティアン・ベロン氏がマスチェラーノ選手に対する見解を述べたことを『コリエレ・デッロ・スポルト』が報じています。
フアン・セバスティアン・ベロン氏:
「マスチェラーノはユベントスでも上手くプレーすることができるでしょう。獲得に値する選手だと思います。ハビエルは一流選手ですし、ユーヴェに対して多くの経験を確実にもたらしてくれる選手なのです。
(決勝のマドリードダービーは)何千回と対戦していますから、タフなチャレンジになるはずです。おそらく美しい試合にはならないでしょう。決勝戦とはそういうものなのですから。
セリエA?経済的な状況もあり、偉大なチームを構築することが難しくなっています。このリーグとしての魅力はまだ生き続けていますが、成長のためにはもっと多くのビッグネームが必要です」
マスチェラーノ選手の去就がどうなるかは選手の意向次第となるでしょう。アルゼンチンの TyC Sports には「噂であり、自分はバルセロナの選手で、クラブには非常に感謝している」とのコメントを発表しています。
また、その一方で本職である中盤でプレーしたい希望があること、バルサではCB起用を受け入れる必要があることを自覚していることも述べており、事態が残留と移籍のどちらにでも転ぶ可能性があると言えるでしょう。
バルセロナでチャンピオンズリーグを2度勝ち取っているマスチェラーノ選手は五輪でも金メダルを獲得しています。残すはW杯という状況ですから、選手本人がどこにプライオリティーを置いているかが判断基準になるものと思われます。
ユベントスとしては、負傷離脱中のマルキージオ選手の穴を埋めるだけでなく、ディバラ選手やペレイラ選手といったアルゼンチン代表選手にさらなる刺激を与えるという意味でも、マスチェラーノ選手は加入して欲しい選手と言えるのではないでしょうか。