『ガゼッタ・デッロ・スポルト（英語版）』によりますと、ミランに所属するマッティア・デ・シリオ選手対し、ユベントスとバイエルンが獲得のオファーをしているとのことです。
デ・シリオ選手は23歳と若く、左右どちらのサイドバックででもプレーできる柔軟性を持った有望株の選手です。
ミラン下部組織出身のイタリア人選手であり、大きな期待が寄せられていたのですが、ここ数シーズンは評価を下げており、放出が噂されている選手でもあります。おそらく、デ・シリオ選手は退団することになるでしょう。
なぜなら、モントリーボ、アントネッリ、カラブリアの３選手と2019年まで契約を延長したことをミランは発表したからです。
これにより、ミランのサイドバック３選手（アバーテ、カラブリア、アントネッリ）はいずれも2019年までの契約を持つこととなりました。もし、デ・シリオ選手にも同じように期待しているのであれば、すでに契約延長をオファーしていたことでしょう。
ティフォージたちからの反発の多かったモントリーボ選手との契約を延長した一方で、デ・シリオ選手との契約を延長しないことは少し不自然と言えるためです。
ガゼッタ紙がデ・シリオ選手に興味を示していると書いた２チーム（ユベントスとバイエルン）はどちらも「ミランを率いたことのあるイタリア人監督が指揮するチーム」です。また、両チームともに右ＳＢのレギュラー選手が30歳を超えているため、若返りが必要であることも特徴です。
ただ、この２チームによるデ・シリオ選手の争奪戦が発生する状況にはならないでしょう。
なぜなら、24歳の右ＳＢにはレアル・マドリードにカルバハルとダニーロという実力者が２名いるからです。特にバイエルンの資金力があれば、ラフィーニャ選手の後継者としてダニーロ選手を引き抜くことは比較的容易だと考えられるからです。
デ・シリオ選手がコッパ・イタリア決勝で見せたパフォーマンスを最も高く評価したチームに移籍するのではないかと思われます。その方が選手にとってもハッピーになるのではないでしょうか。
