代表ウィーク中で紙面を埋められるネタが少ないこともあり、移籍報道が本格化してきました。11月第2週に報じられたユベントス関連の移籍報道を紹介します。
攻撃陣に結果が出ていないこともあり、攻撃的な選手に触手を伸ばしている傾向が見て取ることができます。
イルカイ・ギュンドアン
まずはドルトムントに所属するギュンドアン選手。1990年生まれの25歳で、ポジションは MF。ゲームメイクに定評があり、ピルロ選手の役割を担ってくれる期待が持てます。
契約は今夏に1年延長して2017年までであり、移籍金は2000〜2500万ユーロと見積もられています。獲得を狙うのであれば、エルナネス選手放出かポグバ選手退団が前提条件になると思われます。
また、ユベントス以外にも獲得を狙うチームは存在するため、噂の範囲に留まるでしょう。
オスカル
今夏にユベントスが『トップ下』の選手を狙っていたことは事実です。アッレグリ監督がオスカル選手を高く評価し、獲得も狙っていたのですが、交渉は決裂したという経緯があります。
ですが、チェルシーの不振とペドロ選手の加入でオスカル選手を取り巻く環境は変わったと言えるでしょう。
現状、オスカル選手はポジションを掴めておらず、チェルシーも来季 CL への出場権を逃す可能性があります。そのため、クアドラード選手の買取交渉に合わせて、オスカル選手獲得についても打診されることが予想されます。
オスカル選手を獲得するためには、まずユベントスが来季 CL への出場権を確保することが絶対条件です。それが現実味を帯びたなら、交渉が一気に加速する可能性はあると思われます。
エセキエル・ラベッシ
来夏に契約を満了する PSG のラベッシ選手をユベントスが熱心に見ていると報じられています。3トップのウィンガーとしてプレーに定評があるため、モラタ選手が起用に不満を見せている左ウィングのポジションを任せることができる人材と言えるでしょう。
ただし、問題がない訳ではありません。30歳を越えた年齢と500万ユーロの年俸が獲得のネックになっています。
選手サイドはフリー移籍であることを理由に、年棒維持を求めることが予想されます。チームにとって高額な年棒負担は割に合わないため拒否する必要があるでしょう。適正額であれば、オファーする価値のある選手だと思われます。
ロメル・ルカク
エヴァートンの CF ルカク選手も獲得が噂されています。22歳と若く、体格を活かしたフィジカルプレーに特徴のあるタイプの選手です。
移籍の噂は出ていますが、代理人がミーノ・ライオラに代わったことが要因と言えるでしょう。ただ、チームに放出する意図がないこともあり、移籍金が非常に高額になることが考えられます。したがって、ユベントスが獲得することは難しい選手だと思われます。
サミル・ナスリ
2019年までマンチェスター・シティとの契約を持つ MF を『トップ下』の選手という理由だけで、ユベントスが狙っているとメディアは度々報じています。
シティがナスリ選手を “戦力外の厄介者” と見なさない限り、ユベントスが移籍金を用意することは難しいでしょう。また、問題児として有名な選手の獲得に乗り出すとは考えにくい部分もあります。こちらは完全に飛ばし記事と言えるでしょう。
ユベントスはナスリ選手が忌み嫌うディディエ・デシャンがレジェンドであるチームなのですから、水と油の関係であることを見落としてはなりません。