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【コラム】2014/15 チャンピオンズリーグ決勝の展望

 今週末に控える 2014/15 シーズン決勝ユベントスバルセロナの展望を予想してみることにしましょう。ユベントスは守備にバルセロナは攻撃に特徴がある対称的なチーム同士の対戦と見ることができます。

 予想スタメン図は以下のとおりです。

決勝戦の先発予想

 

表1:予想メンバー ユベントスバルセロナ
 Juventus
[4-3-1-2]
Barcelona
[4-3-3]
GK  1: ブッフォン (C)  1: テア・シュテーゲン
DF  26: リヒトシュタイナー
 19: ボヌッチ
 3: キエッリーニ
 33: エヴラ
 22: ダニ・アウベス
 3: ピケ
 14: マスチェラーノ
 18: ジョルディ・アルバ
MF  8: マルキージオ
 21: ピルロ
 6: ポグバ
 23: ビダル
 4: ラキティッチ
 5: ブスケッツ
 8: イニエスタ (C)
FW  9: モラタ
 10: テベス
 10: メッシ
 9:スアレス
 11: ネイマール

 ユベントスアッレグリ監督が策を講じる可能性があるため、メンバーは読みづらい所があります。おそらく、上記のメンバーが選ばれるでしょう。

 バルセロナの場合は間違いなく、上記の11名が先発するはずです。イニエスタ選手の回復が遅れた場合だけ、代わりにシャビ選手が起用されるぐらいが変更の可能性がある点だと思われます。

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 肝心の試合ですが、バルセロナは絶好調です。今年に入ってからの公式戦は30勝2分2敗(104得点23失点)という手の付けようのない状態をキープしています。1試合平均で3得点を越え、失点は1を下回っているのですから間違いなく強いです。

 シーズン当初はメッシ選手を中央、スアレス選手を右ウイングで起用していました。そのままの方針を貫いていれば決勝の舞台までは勝ち残れなかったと思います。

 しかし、ルイス・エンリケ監督がポジションチェンジをしたことが効を奏したと言えるでしょう。MSN と称されるメッシ/スアレスネイマールの3名は強烈で、その選手たちが力を最も発揮できるポジションが用意されていることは強み以外の何物でもありません。

 この3人に加えて、イニエスタ選手のドリブルとラキティッチ選手の2列目からの飛び出しといった武器も見逃せないレベルなのでバルセロナの中盤に自由を与えすぎないことが鍵になると思われます。ビダル選手がどのように相手を追いかけるかがポイントと言えるでしょう。

 メッシ選手の場合は前を向いてドリブルを始められると厄介な存在となりますので、中盤に下がってボールを受けようとする時はポグバ選手がちょっかいを出し続けることが欠かせません。

 

 ある程度翻弄されることはユベントスにとって折り込み済みでしょう。戦前の下馬評を覆すためには得点が必要になります。先制点を手にし、精神的に優位な立場で時計の針を進めたい所です。

 流石のバルセロナと言えども、弱点が全くない訳ではありません。ルイス・エンリケが就任してから改善されつつあるとは言え、セットプレーでの空中戦に弱さがあります。その弱点を突かれる恐怖をどれだけバルセロナ守備陣に意識させられるかが重要な点になると思われます。

 セカンドボールを拾ってからのカウンターやタックルによるボール奪取といった泥臭い形から素早くフィニッシュに持ち込める形を作れるかが鍵になるでしょう。カウンターの打ち合いになると、相手FW3人の方が数の上でも分がありますので避けたい所です。

 

 準備したバルセロナ対策をピッチ上で上手く実行させるためにも、まずは良いコンディション状態に持って行くことを期待したいと思います。