『スカイ・イタリア』によりますと、ミランがジェノアから2000万ユーロ強の移籍金でジェノアからコニ・デ・ヴィンテル選手を獲得することの正式発表が迫っているとのことです。
デ・ヴィンテル選手は『ユベントスのクラブ内育成選手』でジェノアに放出した際に「20% 弱の転売条項が付随している」と報じられているため、ユベントスは臨時収入が期待できると言えるでしょう。

デ・ヴィンテル選手は2002年6月生まれの23歳。ユベントス下部組織出身の CB でジュントリ FD が就任した2023年夏にジェノアに買取義務が付随した期限付き移籍でジェノアに放出されました。
ジェノアではハムストリング負傷による離脱はあったものの、2シーズンで54試合4513分に出場。このセリエAでの実績が “チャウ選手をニューカッスルに売却するミラン” に評価され、移籍金2000万ユーロが提示されています。
ユベントスにとって特筆すべきは「ジェノアに売却した際にデ・ヴィンテル選手の転売条項を保持」していること。
15~20% ほどと目されており、300万ユーロほどの臨時収入が発生すると思われます。
また、“デ・ヴィンテル選手を放出することになるジェノア” は後任の CB として “ユベントスが保有権を持つファクンド・ゴンサレス選手” をリストアップしているとのこと。
ユベントスは “現行契約が残り1年のF・ゴンサレス選手” を「2025/26 シーズンの戦力と認識した対応をしていない」ため、放出が既定路線。
今夏の時点での残存簿価は84万ユーロであるため、転売条項の条件次第で移籍交渉はスムーズに妥結するでしょう。
構想外の選手を契約満了時までチームに留めておく財政的な余力がユベントスには存在しないからです。
ユベントスはドラグシン、デ・ヴィンテル、ハイセンと “クラブ内育成選手の資格を満たす CB” を放出し続けています。「チームに残った選手との比較」は避けられないため、ピッチ上のパフォーマンスで「編成が適切だった」と示されるのかにも注目です。