FWを補強する必要があると見られているユベントスがレバークーゼンのハビエル・エルナンデス選手を獲得しようとオファーを出したと『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』が報じています。
レアル・マドリードがモラタ選手の買い戻しオプションを行使したこともあり、FW枠が空いた状態です。
当初はミヒー・バチュアイ選手(マルセイユ)の獲得を検討していたのですが、クリスタル・パレスやチェルシーが強奪する形で移籍が決まりそうな様相を呈しています。争奪戦を制してまで獲得したいという期待の若手選手ではないため、ターゲットの変更が必要となるでしょう。
サンチェス選手(アーセナル)やカバーニ選手(PSG)が候補として名前が出ていますが、移籍金や選手が得ている現在の年俸水準を考えると、獲得できるかは不透明な状況と言わざるを得ません。
その点、“チチャリート” こと、ハビエル・エルナンデス選手はまだ可能性があると言えますが、レバークーゼンが間違いなく「NO」と言うはずですから、交渉の余地があるかを見極めることが肝心となります。
ハビエル・エルナンデス選手は前線からの追い回し、裏のスペースへの抜け出し、クロスへの飛び込みなどが持ち味であり、現在のユベントスFW陣とは明らかに異なる特徴を持った選手です。タイプとしては現役時代のフィリッポ・インザーギ氏が該当することでしょう。
マンチェスター・ユナイテッド時代は “FWの切り札” として大きなインパクトを残していたこともあり、FW3番手の立ち位置からのスタートでも受け入れてくれるかもしれないという期待感はあります。
昨夏はセリエA勢からの獲得オファーではなく、レバークーゼンからのオファーを選んだチチャリートの価値観がどれだけ変わったかが鍵になると思われます。少なくとも、ユベントス移籍に興味があるかを確認するだけの価値を持った選手と言えるのではないでしょうか。