『トゥット・スポルト』によりますと、レスターに所属するカンテ選手が移籍市場に出た場合、ユベントスも獲得に名乗りを上げる用意があるとのことです。
25歳になったエンゴロ・カンテ選手ですが、レスター・シティのプレミアリーグ優勝で “影のMVP” と称されるほどの活躍をしました。そのため、ビッグクラブが獲得に興味を示していると報じられており、ユベントスもその中の1つです。
ユベントスは来季(2016/17 シーズン)前半戦をマルキージオ選手を負傷で欠くことが確定的であり、DF前でのフィルター役としてカンテ選手を獲得したいという理由が存在します。
なお、ユーヴェは移籍金として 2500 万ユーロを支払う気があると報じられていますが、ジダン監督率いるレアル・マドリードも興味を示していると伝えられているため、争奪戦となる可能性があります。もし、レアルのペレス会長が獲得にGoサインを出せば、争奪戦すら起きずにレアル行きが決定するでしょう。
しかし、カンテ選手は “華がある選手” というより、渋い働きを着実にこなす “玄人好みのタイプ” であることが、ブランドやマーケットを重視する傾向のあるペレス会長が二の足を踏む要因になっています。
また、レスターがチャンピオンズリーグの出場権を獲得したことも、カンテ選手が移籍に対して乗り気にならない理由と言えるでしょう。
ユベントスにはポジション的な問題から今夏に獲得したい理由があります。しかし、カンテ選手は今夏に移籍しなければならない理由はないのですから、移籍報道がそれほど活性化しないのです。
- ユベントス:マルキージオ選手が負傷中であり、今夏に獲得したい
- レアル・マドリード:ジダン監督が高く評価し、ポジションもあるが、ペレス会長が獲得にあまり乗り気ではない
- アーセナル:ボランチのグラニト・ジャカ選手を獲得済
- チェルシー:ナインゴラン選手を優先というスタンスに加え、来季CLの出場権がない
今はユーロ2016を戦っている最中ですから、フランス代表のデシャン監督が「ユーヴェはいいぞ」とカンテ選手にアドバイスしていることを期待したいと思います。