ユベントスが公式サイト上で EURO 2024 に参加するユベントス所属選手を掲載していましたので、同時期に開催されるコパ・アメリカに参加する選手も合わせて紹介いたします。
対象の選手は下表のとおりです。
代表 | 選手 | |
---|---|---|
欧州 選手権 |
ITA | ガッティ、カンビアーゾ、ファジョーリ、キエーザ |
FRA | ラビオ | |
POL | シュチェスニー | |
SER | コスティッチ、ヴラホヴィッチ | |
TUR | ユルディズ | |
代表 | 選手 | |
コパ | BRA | ブレメル、ダニーロ |
USA | マッケニー、T・ウェア |
ロカテッリ選手の落選はサプライズでしたが、今シーズンのパフォーマンスを踏まえると “今大会での貢献度” を計算しにくい選手だったことが外れた大きな要因でしょう。
ちなみに、居残り組となったのは以下の選手です。
- GK: ピンソーリョ、ペリン
- DF: デ・シリオ、ルガーニ、T・ジャロ
- WB: イリング
- MF: ロカテッリ、ミレッティ、ニコルッシ
- FW: ミリク、ケーン
特殊なのはレンタルバック組のスーレ選手とハイセン選手。アルゼンチンとスペインはパリ五輪に出場するため、年齢的に出場可能な両選手はオリンピック代表に選出される可能性があるからです。
ユベントス(のフロント陣)にとって頭が痛いのは「今夏の移籍市場での換金候補と目しているスーレ選手とハイセン選手の2人が『オリンピック出場を認めてくれ』という交渉カードを持っていること」です。
選手側は『オリンピック出場を断念すること』の代わりに『クラブ側からの譲歩』を引き出す交渉を行う余地が生まれます。
一方のユベントスは “クラブ内育成選手であるスーレ選手とハイセン選手” のオリンピック出場を阻むのであれば『相応の理由』を提示する責務があります。
「クラブの下部組織から輩出された選手が金メダル獲得に貢献した」という成果を最初から狙わないのは “Next Gen を活用するクラブ” として疑問を投げかけられる事態になり得るからです。
代表チームででも活躍すれば、選手として箔が付くことは事実です。ユベントスに所属する選手が代表チームで評価を高めて戻って来てくれることに期待です。