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【採点】 2022/23 セリエA第15節 ユベントス対ラツィオ

 2022/23 セリエA第15節ラツィオ戦はケーン選手とミリク選手のゴールでユベントスが 3-0 の勝利を手にしました。

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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表1:先発メンバー(2022/23 セリエA第15節 ラツィオ戦)
  Juventus FC
[3-5-2]
SS Lazio
[4-3-3]
GK 1: シュチェスニー 94: プロヴェデル
DF 15: ガッティ
3: ブレメル
6: ダニーロ (C)
23: ヒサイ
15: カザーレ
13: ロマニョーリ
77: マルシッチ
MF 11: クアドラード
44: ファジョーリ
5: ロカテッリ
25: ラビオ
17: コスティッチ
21: ミリンコヴィッチ (C)
32: カタルディ
88: バシッチ
FW 14: ミリク
18: ケーン
18: ロメロ
7: F・アンデルソン
9: ペドロ

 ユベントスのアッレグリ監督は 3-5-2 を選択。3バックは右がガッティ選手で中央がブレメル選手。前線はミリク選手とケーン選手が横並びの2トップで試合に臨みます。

 対するラツィオのサッリ監督は 4-3-3 を選択。インモービレ選手が不在となった前線はロメロ、F・アンデルソン、ペドロの3トップにして試合を迎えます。

 

 最初にチャンスを迎えたのはユベントス。11分にファジョーリが左サイドに展開するとコスティッチがドリブルで持ち上がって中央にグラウンダーのクロス。これをファジョーリが左足で合わせたが、GK プロヴェデルが横っ飛びセーブで阻む。

 ユベントスは19分にダニーロのロングフィードに反応したミリクが巧みなボール処理から左足でミドルシュートを放つも枠のわずかに左。それでも得点の雰囲気を漂わせる。

 一方、チャンスを手にすることができないラツィオだったが40分にペドロが左サイドからのカットインでミドルシュート。だが、シュートの巻きが足らずにボールは枠のわずかに右を通過する。

 スコアが動いたのは前半終了間際の43分。ユベントスはラビオがドリブルで持ち上がるミリンコヴィッチ=サヴィッチからボール奪取をすると前線にロングフィード。これに反応したケーンが飛び出して来た GK プロヴェデルをループシュートで破って先制に成功する。

 後半で先にチャンスを作ったのもユベントス。48分にダニーロからのパスを受けたコスティッチが左ハーフスペースに侵入したミリクにラストパス。だが、ニアを突いたミリクのシュートは GK プロヴェデルに阻まれてしまう。

 それでもユベントスは54分にミリクのボール奪取からロカテッリが左サイドに展開し、コスティッチが左足で強烈なシュート。これは GK プロヴェデルにセーブされたが、こぼれ球をケーンが押し込んでユベントスのリードは2点に拡大する。

 対するラツィオは61分に右サイドでのパス交換から最後はL・アルベルトが枠内シュートも GK シュチェスニーがキャッチ。1点が遠い時間が続く。

 2点のリードを持ったユベントスは89分にディ・マリアのスルーパスに反応したキエーザからの折り返しをゴール前で待っていたミリクが左足で合わせて3点目。勝敗の行方を手繰り寄せる。

 一矢報いたいラツィオは後半アディショナルタイムにF・アンデルソンが2度の決定機を手にしたが、シュチェスニーの牙城を崩せずに試合終了のホイッスル。試合は 3-0 で終了し、ユベントスが勝点3を獲得した。

 

 なお、試合に出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: シュチェスニー 6.5
  勝敗が決した後も集中力を切らさずF・アンデルソンの枠内シュートを完璧なセービング。クリーンシートで中断期間を迎えることに貢献した。

DF: ガッティ 6.0
  ボールロストや25分のカードなど反省点はあったが気落ちすることなく上位勢との直接対決でも計算できる存在であることを示した。先発起用に応えたと言えるだろう。

DF: ブレメル 6.5
  ピッチ中央で強さを発揮。ラツィオの攻撃陣に決定的な仕事を許さず、ゴール前を封鎖していた。

DF: ダニーロ 6.5
  左利きではないが、視野の広さでミリクやコスティッチなど1つ先の味方に的確なパスを供給してチャンスを創出。守備においても安定感があった。

WB: クアドラード 6.0
  ガッティの負担を軽減させるためにペドロとのマッチアップに汗をかく。攻守において現時点でできる最善のプレーをし、チームに貢献していた。

MF: ファジョーリ 6.5
  コスティッチにサイドチェンジのパスを託して並走し、リターンパスからミドルシュートでゴールを脅かすなど良いアピールができていた。フィジカルのある相手 MF 陣とのバトルで気後れしなかったこともプラス。

MF: ロカテッリ 7.0
  コンディションが懸念されていたが杞憂だった。イタリア代表から招集されなかったことが理解できないほどの素晴らしいパフォーマンスを見せていた。

MF: ラビオ 7.0
  ボールを失わないはずのミリンコヴィッチ=サヴィッチからボール奪取し、高く設定されたラツィオの最終ラインの裏にラストパスを供給して先制点をお膳立て。攻守両面で存在感は抜群だった。

WB: コスティッチ 7.0
  左サイドでフリーの状態となり、味方からパスを引き出してチーム全体を押し上げる。クロスやシュートでチャンスを作り切る仕事を遂行し、良いアクセントを加えていた。

FW: ミリク 7.0
  ダニーロのロングフィードからシュートに持ち込むなど持ち味である献身性を発揮。最後は自らの献身性が報われるご褒美のゴールが訪れた。

FW: ケーン 7.5
  動き出し、ゴール前へのスプリント、ボールタッチが上手く絡み合ってドッピエッタを達成。良い精神状態で後半戦を迎えられることはチームにとっても大きいことになるだろう。

 

【交代選手など】

FW: ディ・マリア 6.0
  ケーンとの交代で61分からプレー。ミリクの背後をスタートポジションに攻撃に関与する。キエーザへのスルーパスを通し、状態が上り調子であることを示した。

FW: キエーザ 6.5
  コスティッチに代わり65分から出場。4-3-3 の左 WG をメインにプレーし、縦への突破からミリクのゴールをお膳立て。復帰を印象付けるアシストを記録として残した。

MF: パレデス ー
  85分にロカテッリとの交代で出場機会を得る。

 

アッレグリ監督 7.0
  中2日で迎えた3位ラツィオとの直接対決で序盤から攻勢を見せて前半をリードを持って折り返し、後半の早い時間帯で2点目を奪うなど主導権を握り続ける試合運びをしたことが大きい。クリーンシートでのリーグ戦6連勝を達成したことで穏やかな年末年始を迎えられるだろう。

マッサ主審 6.0
  ファールで潰し合うような試合展開ではなく、またゴール前での微妙なプレーも少なかったので審判団がナーバスになることはなかっただろう。目立つことなく黒子役として試合を裁いていた。