『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によりますと、現在は負傷離脱中のポグバ選手とキエーザ選手が10月25日に開催されるチャンピオンズリーグのベンフィカ戦での復帰を目指しているとのことです。
主力である両選手の復帰は「戦力アップ」になりますが、本当に復帰できるのかは半信半疑と言わざるを得ないでしょう。
右ひざ半月板を痛めて最終的に手術を選択したポグバ選手は「カタールW杯による中断期間での復帰」が有力視されています。
今年1月のローマ戦で左ひざ前十字靭帯を断裂したキエーザ選手は「8月末の復帰」が当初は予定されていたものの、選手自身が「9月末の復帰が目標」と復帰が予定よりも遅れている状況です。
日時 | 大会名 | 節 | 対戦相手 |
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10月21日 | Serie A | 11 | ユベントス 対 エンポリ |
10月25日 | UEFA CL | 05 | ベンフィカ 対 ユベントス |
10月29日 | Serie A | 12 | レッチェ 対 ユベントス |
11月2日 | UEFA CL | 06 | ユベントス 対 PSG |
11月6日 | Serie A | 13 | ユベントス 対 インテル |
11月10日 | Serie A | 14 | ヴェローナ 対 ユベントス |
11月13日 | Serie A | 15 | ユベントス 対 ラツィオ |
カタールW杯による中断期間 |
そのため、両選手ともに「10月末のベンフィカ戦でプレー可能」とアピールした思惑があることに留意する必要があります。
まず、ポグバ選手は「10月末のベンフィカ戦で(途中出場でも)プレー可能」となっていれば、カタールW杯のフランス代表入りが現実味を帯びます。
これはW杯のグループステージまでに約1ヶ月の時間があれば「さらにコンディションを上げられる」とデシャン監督にアピールできるからです。逆に、そのタイミングで離脱したままならメンバー入りはないでしょう。
だから、ベンフィカ戦を迎えたタイミングでのコンディションが重要なのです。
一方で “カタールW杯の出場権を逃しているイタリア代表” のキエーザ選手は立ち位置が少し異なります。
すでに予定よりも遅れていて10月末になっても戦線に復帰ができないと「深刻な問題を抱えている」との疑念が浮上します。これを避けるためにも「カタールW杯による中断期間前の実戦復帰」を熱望しているのだと考えられます。
負傷で長期離脱中の両選手が良い状態で復帰することができるのかにも注目です。