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イタリア・サッカー連盟、評議会が『(勝点同数で並んだ際の)スクデット決定プレーオフ』の導入を承認

 イタリア・サッカー連盟(FIGC)は公式サイト上で『スクデット決定プレーオフ』の導入が評議会で承認されたと発表いたしました。勝点が同数だった場合のプレーオフであり、日の目を見ない可能性もあります。

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 サッカーのリーグ戦では “勝点を最も多く獲得したチーム” が優勝となります。ただ、複数のチームが同じ勝点でリーグ戦を終える可能性があるため、その際の順位決定方法がリーグごとに異なっています。

 イタリアでは「当該チーム間での直接対決」が優先されていたのですが、それがプレーオフで決まる形に変更されることが承認されました。

  • 従来:
    1. 当該チーム間の直接対決での成績
    2. リーグ戦での得失点差
  • 新フォーマット:
    1. 1位チームが同勝点だった場合は90分のプレーオフ
      → 90分のプレーオフで決着が付かない場合は即PK戦

 プレーオフ導入の狙いは「リーグ最終盤の盛り上がりを促すための措置」でしょう。

 

 リーグ戦では「優勝を争う2チームが最終節の直接対決で雌雄を決する」というケースは稀です。そのため、「直接対決の成績で劣っている」や「八百長のようなスコアが必要」と消化試合の雰囲気が漂いがちです。

 しかし、一発勝負の『スクデット決定プレーオフ』が導入されていれば「勝点で並べば可能性がある」とスクデット獲得の希望が “追いかける側のチーム” に残ることになります。

 これによってリーグ戦が最後まで盛り上がるようにすることがイタリア・サッカー連盟の狙いと言えるでしょう。

 

 ただ、実際にスクデット決定プレーオフが実施されるかは不明です。「2チームが同じ勝点で首位に立ってカンピオナートを終えること」が前提になるからです。

 まずは長丁場のリーグ戦に向けた良い準備をすることができるのかに注目です。