カリアリへの移籍が頓挫したことが濃厚となったピアツァ選手の新たな移籍先としてベルギーのアンデルレヒトが急浮上したと『ガゼッタ・デッロ・スポルト』などが報じています。選手が容認するかが注目点と言えるでしょう。
ベルギーの名門・アンデルレヒトですが、今季はマンチェスター・シティでプレーしていたコンパニ選手がプレイング・マネージャーとして復帰。昨夏に話題をさらったチームでした。
ただ、チームが上手く機能したとは言えず、スタートダッシュに失敗。コンパニ選手は選手業を専任するも、チームは23節を終えて7勝9分7敗の勝点30で9位。プレーオフ圏内の6位ゲンクとは勝点差4となっています。
そのアンデルレヒトがピアツァ選手に興味を示しているのはアレクシス・サレマーカーズ選手(20)がミランに引き抜かれることが濃厚だからです。
アンデルレヒトは 4-2-3-1 を基本システムとしており、サレマーカーズ選手は両ワイドで攻撃を担当する主力選手です。チームにはナスリ選手も財政していますが故障で計算が立たず、17歳のジェレミー・ドク選手との両翼が形成されています。
したがって、「出場機会の確実な確保」を口説き文句にピアツァ選手の獲得オファーを出すことは十分にあり得ることです。なお、ユベントスは「1年間の延長オプションが付随した半年間の期限付き移籍」で応じるとのこと。
これが事実なら、目ぼしい獲得オファーが皆無だったことが明らかとなります。
前十字靭帯の怪我から回復した後でユベントスが起用を見合わせていたのですから、獲得に二の足を踏むチームが多くなるのは止むを得ないでしょう。「実際にどこまで回復しているか」は獲得するまで分かりようがないからです。
負傷によってプレー機会を確保することに苦しんでいるピアツァ選手の去就が最終的にどのようになるのかに注目です。