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2019/20 セリエAライバル診断:SSCナポリ

 2019/20 シーズンの開幕が目前に迫っていますので、ユベントスのライバルとなるチームの現状を確認することにしましょう。第1回目は昨シーズンを2位で終えたナポリです。

画像:SSC Napoli
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1: 基本システム(4-4-2)

 アンチェロッティ監督が就任2年目となるナポリは 4-4-2 が基本システムになると予想なります。

画像:ナポリの予想フォーメーション(2019/20シーズン)

GK: メレト(オスピナ)
DF: ヒサイ、マノラス、クリバリ、グラム
MF: カジェホン、アラン、ジエリンスキ、ファビアン・ルイス
FW: メルテンス(ミリク)、インシーニェ

 サッリ監督が率いていた時は 4-3-3 でしたが、右 WG のカジェホン選手をサイドハーフの位置に下げた 4-4-2 でシステムを変更しました。

 特殊性は薄れたものの、ターンオーバーが可能になる柔軟性が加わりました。また、ローマから CB のマノラス選手を獲得しており、チーム力が向上していると言えるでしょう。

 

2: ナポリの「強み」と「課題点」

 ナポリの強みは「昨シーズンより戦力が上乗せされたこと」です。サッリ監督が残した “遺産” は有効なままですし、CB にはマノラス選手が加わりました。

 アンチェロッティ監督のチームマネジメントに綻びが生じている様子はありません。そのため、「勝点85以上を獲得する実力は十分に備わっている」と言えるでしょう。

 逆に、不安要素はほとんど見当たらない状況です。強いて課題点を指摘するなら、「プロビンチャ相手に取りこぼしを極力少なくすること」でしょう。

 昨季のナポリは勝点を落とす試合が多く、ユベントスに独走を許す要因となりました。したがって、「苦しい試合でどのように1点をもぎ取る形を確立できるか」が注目点になります。

 

3: 緊急補強に乗り出す必要があるポジション

 選手層のバランスが取れていますし、今夏に緊急補強に乗り出す必要性があるポジションはナポリにはありません。

 ただ、カジェホン選手とメルテンス選手が32歳とベテランの域に入っています。そのため、世代交代を行う必要がある状況です。

 後任となる選手が今のチーム内にいるなら、補強の必要はありません。しかし、今季中に頭角を現わす選手がいなければ、来夏に即戦力選手を獲得することを余儀なくされるでしょう。

 「将来性のある有望株」と「即戦力」の双方で目ぼしい選手をリストアップしておき、2019/20 シーズンの成績を踏まえた上でどちらの選手の獲得に本腰を入れるのかを決める形になると考えられます。

 

 ナポリ目線では今季はスクデット獲得の絶好のチャンスです。本命のユベントスが監督交代でサッリ監督になったため、「穴を埋める」よりも「チームの成熟」を優先することが予想できます。

 つまり、アッレグリ監督が率いていた時よりも「勝点を取りこぼす可能性が高い」という問題を抱えているため、ユベントスの “自滅” に付け込むことができれば、悲願達成は十分に可能です。

 まずは第2節の直接対決でユベントスの出端を挫く内容の試合をプレーすることができるのかに注目です。