NO JUVE, NO LIFE!!

- FINO ALLA FINE - ユベントス関係のニュース記事を扱うサイト

2018/19 セリエAライバル診断:SSCナポリ

 2018/19 シーズンのセリエA開幕が迫っていることもあり、ユベントスのライバルとなり得るチームの状況を確認することにしましょう。

画像:2018/19 SSC Napoli

 第1回目は昨シーズンを2位で終えたナポリです。

PR

 

1:基本システム(4-3-3)

 アンチェロッティ監督が就任したナポリですが、フォーメーションはサッリ前監督と同じ 4-3-3 が基本となるでしょう。

画像:ナポリの予想フォーメーション(4-3-3)

【予想システム:4-3-3】
GK: メレト
DF: ヒサイ、アルビオル、クリバリ、グラム
MF: アラン、ハムシク、ファビアン・ルイス(ジーリンスキ)
FW: カジェホン(ヴェルディ)、メルテンス(ミリク)、メルテンス

 監督が変わったことによる影響は少なく、チームを退団した選手の代わりに新加入選手などが抜擢されるという程度に留まると予想されます。ただ、綿密に組み込まれたメカニズムにどのような影響が生じるかが不透明であり、この点が懸念事項となるでしょう。

 

2:ナポリの強みと課題点

 ナポリの強みは「前任者が築き上げたメカニズム」と「主力選手の大半が残っていること」です。

 現状維持を選択しても、成績が急降下することはないでしょう。敵陣のペナルティーエリア付近で威力を発揮した “崩しのコンビネーション” を活用するために欠かせない選手は今季もチームに残っているからです。

 アンチェロッティ監督がチームを上手くマネジメントすることで、チャンピオンズリーグ出場権は余裕で確保するだけの能力は備わっているはずです。

 逆に課題点となり得るのは「レイナ選手とジョルジーニョ選手が抜けた穴」です。

 両選手が抜けた影響は「自陣からビルドアップ」という部分で現れるでしょう。新守護神として期待されるメレト選手はパス能力が不安視されている項目の1つですし、ハムシク選手がレジスタを務めるという点も昨シーズンほどのビルドアップを期待することが難しい状況となるからです。

 

3:冬の移籍市場などで緊急補強を実施する可能性のあるポジション

 移籍市場で動く必要が出る可能性が現時点で最も高いポジションは GK でしょう。

 メレト選手は高い能力を持っていますが、怪我による長期離脱が多い GK であり、実力者の GK をベンチに用意しておく必要があります。第2GK のカルネジス選手がプレシーズンに不安定なパフォーマンスを見せたこともあり、候補をピックアップする意味はあると言えるはずです。

 また、サッリ前監督時代は筋肉系のトラブルがほぼ皆無でした。監督が変わったことで、負傷者が出ることも想定されるだけに予期せぬアクシデントが理由で補強を強いられるケースもあると考えられます。

 アンチェロッティ監督が「サッリ監督の遺産に自分の色を上手く加えられるか」によって、ナポリの成績が大きく左右することになるでしょう。