ユベントスは公式サイト上で9月2日と3日は休暇を取ると発表いたしました。現地4日(火)からトレーニングを再開するとのことです。
9月1日にパルマでのアウェイ戦を戦ったユベントスは2日間のオフを取得。4日(火)の午後練習までは休養となりました。ただ、多くの選手が代表チームに招集されており、居残り組は限られている状況です。
- GK:
- ピンソーリョ
- DF:
- デ・シリオ
- スピナッツォーラ(負傷中)
- MF:
- ケディラ
- エムレ・ジャン
- FW:
- クリスティアーノ・ロナウド
- マンジュキッチ
“ビッグクラブの宿命” とも言える状況ですが、今季からはBチーム(= U-23)が存在します。そのため、ある程度のトレーニングはできるものと思われます。
とは言え、この期間での主目的は「ロナウド選手がセリエAでの守備体系や考え方を理解すること」になるでしょう。
セリエAではユベントス戦で良いパフォーマンスを見せると、選手としての評価が上がり、強豪チームから引き抜きの声がかかります。そのため、モチベーションが段違いに異なるという点に留意する必要があります。
また、大量失点での敗戦はティフォージが受け入れません。1点のビハインドではワンチャンスで同点に追いつける訳ですから、試合前に立てたプランを継続し、得点機が訪れることを辛抱強く待つチームがほとんどなのです。
試合に敗けても、良いパフォーマンスを見せた選手は GK や DF でも評価されるのがイタリアです。“理想型” に固執すると、『現実的な戦術』を洗練させてくるプロビンチャの守備に苦しむことになります。
ちなみに、D・コスタ選手が圧倒的なパフォーマンスを見せるようになるまでに半年近くを要しました。ロナウド選手もある程度の時間を必要とするでしょう。
「細かい連携」は試合を通して高める必要がありますが、対戦相手の価値観を知っておくことも重要です。9月の代表戦ウィーク明けのサッスオーロ戦を良い状態で迎えることができるのかに注目です。