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【採点】 2019/20 セリエA第16節 ユベントス対ウディネーゼ

 年内のホーム最終戦となった 2019/20 セリエA第16節ウディネーゼ戦はロナウド選手の2ゴールなどでユベントスが 3-1 で勝利しました。

画像:ドッピエッタで攻撃を牽引したロナウド

 先発した両チームの選手とフォーメーションは以下のとおりです。

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画像:2019/20 セリエA第16節 ユベントス対ウディネーゼ
表1:先発メンバー(2019/20 セリエA第16節 ウディネーゼ戦)
  Juventus
[4-3-1-2]
Udinese
[3-5-2]
GK 77: ブッフォン 1: ムッソ
DF 13: ダニーロ
28: デミラル
19: ボヌッチ 画像:キャプテン
2: デ・シリオ
87: ドゥ・メオ
5: エコング
17: ナイティンク
MF 25: ラビオ
30: ベンタンクール
14: マテュイディ
10: ディバラ
18: テア・アフェスト
6: フォファナ
38: マンドラゴラ
10: デ・パウル
19: ラーセン
FW 21: イグアイン
7: ロナウド
7: オカカ
15: ラザーニャ
画像:キャプテン

 ユベントスのサッリ監督は 4-3-1-2 を選択。トップ下にはディバラ選手を起用。シュチェスニー選手が試合当日の午前練習で右肩に違和感を訴えて招集メンバーを外れたため、急遽ブッフォン選手が先発する布陣で試合に臨みます。

 対するウディネーゼのゴッティ監督は 3-5-2 を選択。オカカ選手とラザーニャ選手が2トップを組み、デ・パウル選手が中盤でアクセントを付ける陣容で試合を迎えます。

 

 試合は9分にボヌッチのロングフィードに反応して DF ライン裏に抜け出したディバラが胸トラップからシュートを狙う。これは上手くミートしなかったが、相手 DF に当たった跳ね返りを走り込んだロナウドが蹴り込んでユベントスが先制する。

 先制後も押し込み続けたユベントスは28分にロナウドからのパスを受けたイグアインがシュートを放つも、これは GK ムッソが CK に逃れる。対するウディネーゼは32分にテア・アフェストからのクロスをマンドラゴラがボレーで狙うが、上手くヒットせず、シュートはブッフォンが難なくキャッチする。

 すると、ユベントスは37分に裏のスペースに動き出したロナウドにイグアインが縦パスを供給。これをロナウドが左足で決め、ユベントスのリードは2点に広がる。

 ユベントスは前半終了間際の45分にディバラが入れた左 CK をデミラルが折り返すと、ボヌッチが頭で押し込んで3点目。ユベントスは前半を 3-0 で折り返す。

 後半は右サイドの攻撃を活発化させたウディネーゼがリズムを掴む。48分にデ・パウルの縦パスに抜け出したフォファナが狙うも、これはデミラルがカバー。49分にはマンドラゴラのシュートが枠のわずかに右へと飛ぶ。

 ユベントスは51分にイグアインからのパスを受けたディバラが意表を突くシュートを放つも、クロスバーをかすめてゴールとはならず。

 攻め続けるウディネーゼは DF の裏に抜け出したラザーニャなどがユベントスのゴールを何度も脅かすが、デミラルとブッフォンに防がれてしまう。一方のユベントスも84分にロナウドが決定機を手にしたが、シュートは GK ムッソが好セーブ。直後の絶好機もポストに嫌われてトリプレッタとはならず。

 このまま試合終了かと思われた94分にウディネーゼはテア・アフェストのクロスをネストロフスキが受け、これがベンタンクールに当たってプセットの足元に飛ぶ。この機会をプセットが活かしてウディネーゼが一矢報い、試合は 3-1 で終了。

 ユベントスは勝点3は獲得したものの、クリーンシートを逃す結果となった。

 

 出場したユベントスの選手・監督などへの採点は次のとおりです。

GK: ブッフォン 6.5
 前半はプレー機会が皆無に近かったが、後半は大忙しだった。しかし、危ない場面はデミラルのブロックにも助けられて好パフォーマンスを披露した。

DF: ダニーロ 6.0
 右サイドでバランスを取り、攻守の黒子役としてプレー。手堅い内容で堅実なプレーが可能なことを示した。

DF: デミラル 7.0
 レバークーゼン戦に続き、対人守備能力の高さを見せつける。裏のスペースを突くラザーニャを徹底的に封じ、抜きん出た守備力でポジションを得るに相応しいパフォーマンスを示した。

DF: ボヌッチ 6.0
 前半はロングフィードに得点と素晴らしい攻撃能力を見せた。しかし、後半は自身の背後を突かれ、守備面で散々なプレーを連発。途中交代で失点の責任を問われずに済んだことで精神的に落ち着いて次戦を迎えられることだろう。

DF: デ・シリオ 6.0
 前半はテア・アフェストとの1対1で簡単に突破するなど、攻撃を加速させる役割を遂行する。しかし、後半はアーリークロスを供給するスペースを与えるなど、守備面という本業で不満が残る内容だった。

MF: ラビオ 6.5
 中盤でベンタンクールとのパス交換で右サイドで存在感を発揮。運動量が問われるシーンは少なかったが、ウディネーゼ戦で披露したパフォーマンスは良いものだった。

MF: ベンタンクール 6.5
 ピアニッチの代わりにレジスタを務め、DF 陣の盾としても機能する。ピアニッチ不在時はベンタンクールとラビオのダブルボランチで試合の組み立てを担う形を鍛錬する価値は大いにあると言えるだろう。

MF: マテュイディ 6.0
 腹を決めて攻撃に出たウディネーゼに自らの背後を利用されて何度も決定機を作り出される。左サイドは主力としてプレーしていた選手が出ていただけに後半のプレー内容は批判を免れない。

MF: ディバラ 7.0
 中盤からボールを引き出し、ドリブルやスルーパスで決定機を演出。自らも惜しいシュートを放つなど期待された攻撃面で大きなインパクトを残した。

FW: イグアイン 6.0
 1アシストの最低限の結果は残したが、自らが手にした決定機を逸するなど勝負弱さも見せた。GK ムッソに好セーブされた場面は仕方がないものの、60分の絶好機で大きく枠を外した場面は頂けない。

FW: ロナウド 7.5
 得点の雰囲気を感じ、前半でドッピエッタを達成。後半も84分と85分にトリプレッタの機会を手にするなど好調さを見せつけた試合だった。良い状態で前半戦を締めくくって欲しいところだ。

 

【交代選手など】

MF: ベルナルデスキ 6.0
 75分にディバラとの交代で出場。トップ下に入り、2トップのサポートを行う。83分のシュートは少し無理があったが、直後の84分にはロナウドの決定機をお膳立て。視野の広さと献身性をアピールした。

DF: デ・リフト 6.0
 75分にボヌッチに代わり、最終ラインに投入される。ボヌッチよりは守備に安定感を与えたが、後半を通してルーズだった左サイドの守備を引き締めることはできず。最後はクロスから不運な形での失点を許してしまった。

FW: ドウグラス・コスタ ー
 イグアインとの交代で80分からプレー機会を得る。ポジショニングは自由に近いものがあったが、局面を打開するような働きはなく、慣らし運転に近い内容のパフォーマンスだった。

 

サッリ監督 6.0
 勝利したことは評価に値するが、クリーンシートが求められた試合とは思えない後半の内容だった。特に、左サイドを徹底して狙われていたにも関わらず、有効な采配を打ち出せなかったことは不安材料だ。

パスクア主審 6.0
 ハンドを理由にディバラにカードを提示した場面は厳しすぎると言えるが、判定は妥当で公平なものだった。審判団が主役になることはなく、粛々と試合を進行させていた。