『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』によりますと、ユベントスがリロラ選手とマッティエッロ選手をサッスオーロとアタランタにオプション付きで売却する流れになっているとのことです。
ポル・リロラ(サッスオーロ、20)
リロラ選手は1997年8月生まれの20歳。ユベントス下部組織出身で、2016/17 シーズンからサッスオーロに2年間の期限付き移籍をしています。
大会名 | 試 | 得点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
2016/17 (サッスオーロ) |
セリエA | 22 (17) | (4) | 1545' |
UEFA EL | 6 (6) | 1 | 540' | |
EL 予選 | 1 (1) | 0 | 90' | |
合計 | 29 (23) | 1 (4) | 2175' | |
2017/18 (サッスオーロ) |
セリエA | 15 (13) | (1) | 1213' |
イタリア杯 | 2 (2) | 0 | 180' | |
合計 | 17 (14) | (1) | 1393' |
昨シーズンはディ・フランチェスコ監督の信頼を得て、右 SB のレギュラーとしての地位を確立。EL などでのターンオーバー要員と見られていた立ち位置から評価を大きく伸ばしました。
今季はブッキ監督が解任間際はポジションを失っていたものの、ヤキニ監督が就任すると信頼を掴み、再びレギュラーとしてプレー時間を積み重ねています。ただ、ユベントスはリロラ選手を来季のチーム戦力と計算できるレベルには達していないと見ているのでしょう。
「買い戻しオプション」と「ユベントス以外に売却した際はマージンが発生」という2項目を入れた形での完全移籍なら、合意する価値は大いにあると思われます。
フェデリコ・マッティエッロ(SPAL、22)
マッティエッロ選手は1995年7月生まれの22歳。ユベントス下部組織出身ですが、リロラ選手とは異なり『クラブ育成選手』の資格を持ち、今季は SPAL に期限付き移籍をしています。
大会名 | 試 | 得点 | 時間 | |
---|---|---|---|---|
2017/18 (SPAL) |
セリエA | 18 (14) | (1) | 1291' |
イタリア杯 | 2 (1) | 0 | 87' | |
合計 | 20 (15) | (1) | 1378' |
キエーボに期限付き移籍をしていた際に負った重傷が癒え、セリエAの舞台で再び歩み始めたシーズンと言えるでしょう。
『トゥット・スポルト』はフィオレンティーナを移籍先として報じていましたが、『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』は「アタランタが本命」と指摘しています。
アタランタを率いるガスペリーニ監督はユベントスのプリマベーラで指揮していました。また、カルダラ選手とスピナッツォーラ選手が来季はユベントスに加わるため、DF や WB でプレーできるマッティエッロ選手に白羽の矢を立てる可能性は大いにあると言えます。
ユベントスがユース出身の若手選手をどのように成長を促し、チーム力を底上げするのかに注目です。