2017/18 カンピオナート・プリマベーラ1の第16節ボローニャ戦が行われ、ユベントスは前半にポルタノーバ選手のゴールで先制したものの、後半に同点ゴールを許し、試合は 1-1 の引き分けで終わりました。
試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。
選手名 | |
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GK | 1: ロリア |
DF | 5: デッリ・カッリ 6: ヴォリャッコ (C) 4: ザナンドレア |
MF | 2: フォンセカ 8: ディ・パルド 10: ムラトーレ(→ 32' pt. 20: ニコルッシ) 11: カリガラ 3: トリパルデッリ |
FW | 9: オリビエリ 7: ポルタノーバ(→ ' 22: モラキオーリ) |
ダル・カント監督は 3-5-1-1 を選択。この試合ではムラトーレ選手が中盤の底に入り、インサイドハーフをディ・パルト選手とカリガラ選手が担当する布陣で試合を迎えます。
試合は中盤での攻防が激しく、両チームとも簡単にシュートに持ち込めない展開が続く。
互いに決定機を掴めず、このまま前半終了かと思われた42分に試合が動く。ユベントスは左サイドで得た FK の流れから、トリパルデッリ選手がサイドを突破し、中央にクロスを入れる。これを中央でポルタノーバ選手が頭で合わせ、前半を 0-1 とリードして終える。
ところが、後半はチームの明暗がはっきりと現れる。
ボローニャは今季トップチームで10試合に出場しているウィンガーのオコンクウォ選手にボールを集め、後半開始から立て続けに決定機を手にする。しかし、いずれも GK ロリア選手と飛び出しとセーブによってユベントスはリードを守ることに成功する。
押され続けたユベントスだったが、56分にボローニャの左 SB フラボッタ選手が2枚目のイエローで退場させ、残り時間を相手は10人で戦うというアドバンテージを手にする。
しかし、それでもボローニャに傾いた悪い流れを断ち切ることができない。72分の CK からのピンチは GK ロリア選手のセーブで何とか防いだものの、82分にはオコンクウォ選手にカウンターを許し、最後はアベナッティ選手に押し込まれて同点に追いつかれていまう。
その上、ユベントスは「ボローニャがボール奪取した際にファールがあった」と主審に猛抗議したザナンドレア選手がイエローカード2枚で退場。両チームともに10人での戦いを余儀なくされるも、スコアは動かず。
結局、試合は 1-1 の引き分けに終わった。
アタランタ戦と同様に先手を取った試合で勝点3を獲得できなかったことが反省点と言えるでしょう。ボローニャにはトップチームでプレーするオコンクウォ選手やアベナッティ選手がいたとしても、10人になってから同点ゴールを許したことは評価できるものではないからです。
ハーフタイム後にプレー内容が劇的に改善したボローニャと勢いが衰退したユベントスの差には歴然たるものがありました。そのため、次節1月29日に行われる予定の第17節ジェノア戦で改善した内容を披露することがチームの課題と言えるでしょう。
プリマベーラの巻き返しに注目です。