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プリマベーラ:トリノ・ダービーに敗れ、リーグ戦初勝利とはならず

 カンピオナート・プリマベーラ第5節が行われ、ユベントスはトリノとのダービー戦に 0-2 で敗れ、リーグ戦の初勝利はまたもお預けとなりました。

画像:攻撃で奮闘したオリビエリ

 試合に出場したユベントスの選手は下表のとおりです。

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表1:出場選手一覧
(17/18 プリマベーラ1 第5節 トリノ戦)
  選手名
GK 1: ロリア
DF 2: カメライ
6: ヴォリャッコ (C)
4: ザナンドレア
3: アンツォリン
MF 7: ポルタノーバ(→ 10' st. 15: フレイタス)
5: マッローネ(→ 21' st. 13: カペッリーニ)
8: ディ・パルド
FW 11: オリビエリ
9: クレノビッチ(→ 38' st. 19: モンタペルト)
10: ニコルッシ

 ダル・カント監督は 4-3-3 を選択。中盤の底にマッローネ選手を配置、最前線にクレノビッチ選手を置き、ニコルッシ選手とオリビエリ選手がサポートする形で試合を迎えます。

 

 互いに敗けたくないダービー戦で先にチャンスをつかんだのはユベントス。12分にエリア内でパスを引き出したオリビエリ選手がシュートを放つ。しかし、シュートは GK のセーブで CK に逃れられてしまう。

 対するトリノは23分と33分にチャンスを作るも、シュートに正確性を欠き、GK ロリア選手を脅かすまでには至らない。

 0-0 で迎えた53分にユベントスはカメライ選手がタッチライン際での攻防でラフプレーをしていたとの理由で2枚目のイエローで退場となり、残り時間を10人で戦うことを余儀なくされる。

 耐え続けていたユベントスだったが、67分に失点していまう。トリノの左 CK はクリアしたものの、クリアボールを回収したデ・アンジェリス選手がエリア外から左足を一蹴。このシュートがゴール右下に決まり、トリノが均衡を破る。

 勢いに乗ったトリノは73分に左サイドを突破したミリッコ選手のクロスをブティッチ選手がエリア内で冷静にトラップしてから、素早く左足を振り抜き、2点目を奪取する。

 一矢報いたいユベントスだったが、1人少ない状況ではチャンスを作ることもできず。結局、試合は 0-2 で終了し、リーグ戦の初勝利はお預けとなった。

 

 試合後、ダル・カント監督は次のようにコメントしています。

アレッサンドロ・ダル・カント監督:
「退場となるまではバランスが取れた試合でした。退場によって、試合がトリノの方に傾いてしまったのです。

 私達はもっとできるはずです。ダービーに敗れた後で少し難しくなりましたが、今は歩むべき時なのです」

 

 チームとして浮上のきっかけが掴みきれていないことが苦境の要因と言えるでしょう。ただ、「プリマベーラの強さ」と「トップチームに定着する選手の育成」のどちらに重点を置くかによって、プリマベーラの成績に対する扱いは変わってきます。

 Bチームがない現状ではトップチームとプリマベーラの差が大きすぎるため、チャンピオンズリーグを狙って本気でチームを補強するほど、ハードルは高くなります。「成功例」となる選手が誕生するまではプリマベーラの方向性は定まり切らないことでしょう。

 次節は10月18日に行われる UEFA ユースリーグのスポルティング戦ですが、この試合でも苦労することになると思われます。