『スカイ・イタリア』によりますと、ダニ・アウベス選手が退団したことで右 SB を補強する必要があるユベントスのマロッタ GM がダニーロ選手とオーリエ選手の代理人とミラノで会談していたとのことです。
ユベントスが右 SB も補強しなければならないことは周知の事実です。おそらく、以下の3選手から獲得が行われることでしょう。
- ダニーロ(25、レアル)
- 2021年までの契約
- カルバハルの控え
→ 出場機会で口説ける可能性あり - レアルが3000万ユーロほどの移籍金を要求
- EU 外選手
- オーリエ(24、PSG)
- 2019年までの契約
- ムニエにポジションを奪われた
- ダニーロの移籍金より安いことは確実
- ※ フランス国籍があれば、EU 域内選手
- デ・シリオ(24、ミラン)
- 2018年までの契約
- サポーターとの関係が極めて悪い
- 移籍金は3選手の中で最も低く抑えられる
- 両 SB でプレーできるイタリア人選手
どの選手も一長一短があると思われますし、ユベントスのフロント陣が「どこにプライオリティーを置いているのか」で獲得ターゲットの優先度が変わってくることでしょう。
おそらく、ダニーロ選手が本命でしょう。ですが、獲得すると「EU 外選手の補強枠」が埋まってしまい、ドウグラス・コスタ選手の獲得は実質的に不可能となります。それに加え、レアル側が移籍金を強気で要求していることがネックです。
オーリエ選手の場合は「素行面に不安があること」が気になるところです。ピッチ上で人命救助に貢献したと思えば、ナイトクラブを出たところで警官とトラブルを起こし、チャンピオンズリーグでイギリス行きのビザ発給を拒まれたりと “お騒がせ者” の面を持っています。
デ・シリオ選手はクラブの予算面やイタリアという点で秀でていますが、「ピッチ上で示すクオリティーは他の2選手と比較してどうなのか」という点で意見が割れているのでしょう。意見が割れていなければ、他の選手を獲得するという報道が出る前に移籍が決まっていると思われるからです。
ただ、ほとんどのチームがプレシーズンキャンプを開始する時期に来ているため、交渉は大詰めを迎えていると言えるでしょう。ユベントスが右 SB にどの選手を補強するのかに注目です。