『トゥット・スポルト』によりますと、ユベントスなどが求めていた「Bチームの参入」についての賛同をセリエAの18チームから取り付けたとのことです。
正式決定はリーグ・ミーティングや連盟の承認を得た後となりますが、セリエAに在籍するチームから好意的な立場を引き出すことができたことは大きいでしょう。
※ ラツィオとベローナは棄権したとのこと
また、レガ・プロ(=旧セリエC)の会長に就任したガブリエレ・グラビーナ氏はプリマベーラのための新フォーマットを模索しており、クラブチーム間の利害調整をできるかがポイントになると思われます。
これは『Bチームを運営したいユベントスのようなクラブ』と、『従来のようにプリマベーラ(U-19 チーム)を運営し続けたいチーム』をどのように折り合いをつけることを意味します。
ユベントスでは U-23 に属する有望選手はセリエBのクラブなどに期限付き移籍しているケースも存在します。ただ、選手によっては満足な出場機会を得られていない場合もあるだけに、Bチームで(プリマベーラよりも高いレベルで)継続的にプレーできる機会を確保することは重要なことと言えるでしょう。
ちなみに、マロッタGMは今回の件について、次のようにコメントしています。
ジュゼッペ・マロッタGM:
「セリエAのクラブがほぼ満場一致で成長過程にある選手の育成ツールとしてセカンドチームの価値を認識していることが非常に重要です。このミーティングから生まれたアイデアが大事であり、クラブ、会長、運営組織によって共有されなければなりません。
イタリア国外でのフォーマットだとプリマベーラ選手権でプレーすることはできなくなりますが、若手選手たちは彼らにとって正しい場所を見つけることができるでしょう。
ファーストチームとトレーニングをともにすることができ、同時にレガ・プロに参加できるのです。選手にとっても、クラブにとっても、利益があると言えるでしょう」