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コスタクルタ FIGC 副会長が「来季からBチームの参入を認める」と雑誌インタビューで発言

 イタリア・サッカー連盟で副会長を務めるアレッサンドロ・コスタクルタ氏が雑誌『リビスタ・ウンディチ』で「来季からBチームの参入を認める」と述べたとメディアが報じています。

画像:『リビスタ・ウンディチ(Rivista Undici)』
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 連盟からの正式発表ではないという点に留意する必要があるでしょう。コスタクルタ氏がインタビューで言及した「Bチーム」についての条件は以下のとおりです。

  • レガ・プロ(=セリエC)に参入
  • レガ・プロに登録できなかったクラブに代わって参戦
  • 選手登録
    • U-21 が原則(※ プリマベーラは U-19)
    • オーバーエイジ枠(U-23)は2選手まで
    • 「イタリア人枠」を設ける
    • Bチーム登録の選手はトップチームでは起用不可
  • 昇格/降格
    • 昇格および降格あり
    • トップチームと同じカテゴリを戦うことは不可

 育成に力を入れてきたクラブは歓迎するでしょう。ユベントスは「歓迎の意」を表明する最右翼と目されていますし、ミラノ勢、ローマ、アタランタ、ウディネーゼも同様と思われます。

 

 この「Bチーム」についてですが、セリエBのマウロ・バラタ会長が「セリエBでは U-21 の選手の割合が 30% 超ということが当たり前となっている」と反対意見を述べています。

 しかし、この意見はあまり支持されていません。なぜなら、イタリア世論が問題しているのは「若手選手のプレー機会を確保すること」であって、「若手選手の割合」ではないからです。

 現に、若手有望株選手がセリエBのクラブに所属するも、プレー機会が得られずに燻り続けるという事態が起きているのです。「Bチーム」ではそうした問題は起きにくい訳ですから、肯定的に捉える声が大きくなるでしょう。

 また、「Bチーム」はレガ・プロに参入した翌シーズンにはセリエBに昇格している可能性があります。そうなると、「セリエAのクラブから若手有望株選手を借りられなくなる」という事態が発生する訳ですから、セリエBのクラブにとっては “死活問題” なのです。

 

 ユベントスや育成に定評のあるセリエAのチームにとって、「Bチーム」の参入は朗報と言えるでしょう。正式発表となった際、どのような条件での参入となるのかに注目です。