ジェノアからセリエBペスカーラに貸し出されているロランド・マンドラゴラ選手を巡り、ユベントス、PSG、マンチェスター・シティなどが獲得競争に乗り出していると『ジャンルカ・ディ・マルツィオ.com』が報じています。
マンドラゴラ選手ですが、司令塔としての能力が高く評価されている18歳の選手です。評価されている点は U-21 に飛び級で選出されていることと、セリエBで今シーズン14試合の出場歴を重ねていることでしょう。
ジェノアが保有権を保持しているため、(セリエAの名物会長の1人である)プレツィオージ会長を説得するのはどのクラブも骨が折れることが予想されます。おそらくヴェッラッティ2世(ペスカーラ下部組織出身)として見られていることも、評価を高めていると言えるでしょう。
逆に、争奪戦が本格化しない理由も存在します。ユベントス、PSG、マンチェスター・シティなどは保有権を獲得することには熱心になるでしょうが、“中盤の即戦力” とは見なしていない可能性の方が高いと思われます。
例えば、ユベントスは同じく左利きのイタリア人で攻撃を担う MF としてマッティア・ビターレ選手(18)がユースに在籍しています。また、PSG は中盤のアドリアン・ラビオ選手(20)が出場機会の減少に不満を覚え、2年連続で冬の移籍市場を騒がせていることが現状です。
(1月の加入が噂される)ラパドゥーラ選手を視察するためにユベントスのマロッタ GM とパラティーチ SD がペスカーラ戦を観戦したと報じられていますが、それに合わせてマンドラゴラ選手を視察していたとしても不思議ではありません。
ちなみにマンドラゴラ選手は 2014/15 シーズンのジェノア対ユベントス戦で先発出場し、70分ほどプレーしていますので、アッレグリ監督も選手のイメージはついていることでしょう。
少なくとも、マリオ・レミナ選手加入前のようなポジティブな評価を持っていることだけは間違いないと思われます。