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「インテルが審判へのロビー活動をしていた」と裁判所が認定

 ユベントスセリエBへ降格させられたカルチョポリですが、裁判所がインテルの元会長であるジャチント・ファッケッティ(故人)がルチアーノ・モッジと同じやり口で審判に “ロビー活動” していたと認定し、新たな局面を迎えています。

画像:ルチアーノ・モッジ氏
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 これはファッケッティ元会長の息子が「2010年にモッジ氏がテレビ番組で発言した内容が故人への名誉毀損に当たる」として訴訟を起こしたことが発端となっています。

 オスカー・マギ(Oscar Magi)裁判官は判決の中で『当時のインテル会長から審判協会へのロビーイングがあったことが重要な要素』とも指摘しています。

 

 法に触れていなければセーフとして “うやむや” にすべき事案なのでしょうが、モッジ氏が裁判で無罪を勝ち取っている以上、カルチョポリの問題は尾を引くことになるでしょう。

 理由は非常にシンプルで、ユベントスセリエBに降格させられているからです。首脳陣のトップ(当時)が同じ手法で審判協会にロビーイングを行ったにも関わらず、一方のチームはセリエBに降格させられ、もう一方のチームは罰則を受けることなくセリエAに何食わぬ顔をして参戦しているからです。

 従って、イタリアサッカー協会ユベントスから『カルチョポリの対応ミスを認め、ユベントスに賠償金を支払う』か、『インテルユベントスと同じくセリエBに降格させる』かのどちらかを強く迫られることになるでしょう。

 

 カルチョポリが世間に報じられた 2005/06 シーズンから10年後に当たる 2015/16 シーズン終了後に「インテルセリエB降格」というニュースが世界を駆け巡るという展開も残されていると思われます。