セリエAの名物会長の1人として君臨するパレルモのザンパリーニ会長が『トゥット・スポルト』に「ユーヴェはディバラを信頼しろ」と語っています。
ザンパリーニ会長の発言概要は次のとおりです。
マウリツィオ・ザンパリーニ会長:
「ユーヴェはディバラのことを信じなければならない。アッレグリもだ。
スーパーカップやリーグ開幕のウディネーゼ戦で彼がベンチスタートだったのを見た時、とても傷ついたよ。驚きもしたし、ジョークじゃないかと思ったほどだ。
ディバラは成長する必要があるって?いいや、アッレグリこそ成長しなければならない。なぜディバラを買ったのか、そっちの方が心配だ。パウロ(・ディバラ)はローマ戦で先発起用されたが、明らかにフルパフォーマンスではなかった。そうするには完全に信頼することが不可欠だ。
マロッタ(ユベントスGM)に連絡したよ。『ディバラとモラタのコンビを組むべき』だってね。この2人ならディフェンスを切り裂けるし、下手に戦術上の制約を設けることは間違っているよ。そういうことをすると、彼らの良さを50%も下げてしまうのだからね。
パウロにアドバイスを送るとすれば、正しい落ち着きと欲求を持つことだ。パビエル・パストーレがパリ・サンジェルマンで持っていたようにね」
パレルモにはディバラ選手の活躍に応じてボーナスが発生しますので、ザンパリーニ会長がプッシュする動機はあると見ることもできるでしょう。ですが、上海でのスーパーカップで見せたパフォーマンスを筆頭に、先発で起用すべき “攻撃の主軸” であることは疑いようのないことです。
実力主義に則った競争を選手間で保つためにも、プレシーズンから好印象を残しているディバラ選手に対して9月中は出場機会を多めに与える必要があると言えそうです。